2013年8月13日火曜日

ドモニク・ブラウンの首の角度



この体格なので、凄いのは凄いのだが、オルティーズなんかと比べると、どうもフォーム的にはギクシャクしている感が有る。

その一つの理由は首の角度で、身体が前傾しているのに、首が立っている(ヘルメットのツバが地面と平行)なので、腰椎が後彎しやすい所に有る。

オルティーズやカノーと比べてみてほしい。

オルティーズ


カノー


ボールの空間位置を的確に把握するために、三半規管などとの関連で目線を平行にした方が良い等と言う科学的根拠は有るのだろうか。有るのかもしれないし無いのかもしれない。ただ、そうである可能性は有るだろう。

しかし、一つ言える事は身体運動の観点から見ると、首の角度は脊柱の角度と一致させた方が良いし、今のところ、首の角度と打撃成績の間に有意な相関関係は見られない。もちろん、これからも、そんなデータを採る事は不可能だろう。

ただ、なんとなく、あまり傾け過ぎても、平行すぎるのもダメだと言うのは解る。プホルズとカブレラが、このくらい傾いているのだから、何も平行に拘る事は無いと思うが。

ミゲール・カブレラ


アルバート・プホルズ


彼等の首を真っすぐにさせたらもっと打てるようになるとは到底、思えない。