2013年8月12日月曜日

カール・ハッベルの投球フォーム

MLBオールスターの時期になると必ずと言っていい程、名前が出て来るのがカール・ハッベル。「カール・ハッベルとベーブ・ルースの対決が見たいと言う少年の手紙からオールスターが始まった。」と言う例の逸話である。

通算成績は253勝154敗の防御率2.98と言う大投手なのだが、そのフォームを今の評論家はどのように考えているのだろうか。特に0.29あたりの膝の突っ張り様。(体重移動を止めて、変化球を投げてるときのフォームだと思うが。)



カール・ハッベルは左腕のパンチャーで3種類のスクリューボールを武器にしていたと言うから面白い。

今は消えてしまったが、YOUTUBE上で沢村栄治のフォームを見た事が有るが、ちょうど、こんな感じでスリークォーターで膝が突っ張っていた。

また、この動画では、そこに出て来る打者のフォームも凄い。こちらは全てスインガーだが、0,30からの凄いフォームの右打者はジミー・フォックスで、これも通算本塁打534本のルース、ゲーリックと並ぶ強打者である。

野球を教えている人を見ると、単純に「こうなったらダメ」と言う人が多いのが気になる。もちろん、グラウンドレベルで教える人はそれで良い。なぜなら、そういうふうに言わないと、話が前に進んで行かないから。しかし、少なくとも本を書くような場合は、それではいけない。

特に最近は「腰が回ってヘッドが後ろに残った姿勢」を見せて、これだと遅れるからダメみたいな事を言う人が多いが、ベーブ・ルースとかハンク・アーロンを見ると、とてもそんな事は言えなくなる。

あらゆる時代のあらゆる国のフォームを見ていると、一概に「ダメ」だと言う事は出来なくなる。