2013年8月3日土曜日

ダグ・フィスターのツーシームとカーブ

比較的ゆったりした投げ方だが、本質的にはパンチャータイプだろう。
特に、右の縦回転系(サイドハンドで無いと言う意味)パンチャーに関しては、なぜだか、カーブを武器とするタイプはツーシームを好む場合が多い。そういうタイプはスライダーはあまり横に滑らない。フィスターの場合、スライダーも滑るが、やはりツーシームの方が凄い。「カーブとツーシームを武器にする右のパンチャー」の典型のような投手だ。



フィスターの面白いのは、とにかくシュート方向に動くボール(厳密には何を投げているのか判定出来ないので、この言い方)のバリエーションが豊富で、その変化が鋭い事。キュッと曲がる鋭いツーシームはもちろん、カムバックシュート(一度、スライダー方向に曲がってからシュート方向に戻って来る)も投げる。また右バッターのインサイドをえぐるように大きく切れ込んで来るボールも有る。

いずれにしても、高速で動くボールは(リベラが左打者に投げるカッターのように)詰まらせる事に大きな意味が有るので、左右に滑るボールを投げられると強い。