2013年8月10日土曜日

大阪桐蔭の森友哉

甲子園で二打席連続本塁打を打った話題の選手だが。。

まず、「この手の打ち方」として見た場合、構えは悪く無い。
スイングの強さとバットを加速する上手さは高校生離れしている。

何より、170cmそこそこの身長ながら、良く鍛えられた足腰をして、その下半身を効かせて構え、思い切り振って来るのが良い。門田博満をもうちょっとガッシリさせたような印象だ。

ただ、勿体ないのは、前脚を挙げる時に膝を畳み、その後に、その膝を伸ばして、前脚を蹴るようにしてステップしている。こういう打ち方は割と良く見る。このようなステップだと、その反動で重心が背面側に逸れやすいので、身体が開いたり、一塁側に流れやすくなる。同じ例がヤクルトの畠山。

この点が改善されれば、NPBだと間違い無く一流になれるだろう。

ただ、私はこの手の打ち方の限界を良く知っている。この「打ち方」だと、一流の素材を持ってしても限界が有る。特にメジャーだと。でも、ある意味、日本人だとその枠内で野球をやっている方が気楽で良いのかもしれない。

にしても、甲子園でのホームランや見逃し方を見て、久しぶりに「やるな」と思ったのは確かだ。何時以来だろうか?福留以来と言ったら言い過ぎだろうか。福留は甲子園の時が全盛期だった気がする。