2013年8月9日金曜日

マット・ケインの左右の揺さぶり



ジャイアンツでコンスタントの二桁勝利を重ねる先発右腕。ヒョイッと投げる事が多いので解りにくいがパンチャータイプだと考えられる。

この動画を見ると、大きくシュートする球が有るが、WIKIのピッチングスタイルを見ると、シンカーとかは無い。

Cain features a mix of mostly four pitches: a four-seam fastball (90–94 mph), a slider (85–87), a curveball (77–79), and a changeup (84–86). Increasingly, he also throws a two-seam fastball at 90–93 mph. Cain leads with his four-seamer, throwing it over half the time in his career. His changeup is his secondary pitch to left-handed hitters, while he throws cutters as a secondary pitch to right-handed hitters. Cain throws curveballs in roughly equal proportions to righties and lefties.

つまり、フォーシーム、スライダー、カーブ、チェンジアップの組み合わせを主とし、ツーシームも投げると書かれている。ただツーシームは速いので、動画のような遅いシュート系の球では無い。

ここでポイントになるのが

 His changeup is his secondary pitch to left-handed hitters

の一節。

つまり、彼のチェンジアップは左打者へのセカンダリー(第二の、補助的な)ピッチであると書かれている。

この表現(彼の○○は主に左打者に投げられる等)はメジャーのスカウティングレポートに良く出て来るが、この表現が出て来た場合、その投手のチェンジアップはシュートすると考えて良い。

チェンジアップがシュート系だとは思わなかったが、この記事にはチェンジアップがシュート系だと書いてある。なかなか良い事が書いてあるなぁ。(笑

マット・ケインのピッチングを見ても、シュートするチェンジアップを左打者に対するスライダーのような位置づけで使っているようだ。そして、動画の最後には右打者にスライダーを投じている。

なるほど、チェンジアップとスライダーで左右の揺さぶりを付けるのか。