2013年8月15日木曜日

楽天の則本

日本のプロ野球については、ほとんど見ていないので、おばちゃんがよく言う「最近の若い子の聞く音楽はわからへん」くらいの感じでわからない。

則本と言う名前もよく聞くので、気になっていたが、大卒のルーキーで開幕投手までつとめ、10勝も挙げているとは知らなかった。

そこで、フォームだが、松坂と同じタイプの「昔式振りかぶり型のパンチャー」に分類される。スライダーが得意なのも、よく似ている。

スライダーについては何種類ものスライダーを使い分けるらしい。しかし、則本の場合、腕が少し身体から離れ気味なので「藤浪、田中、ダルビッシュの縦スラ」のところで書いたように、基本、縦スラがメインなのでは無いかと思う。

この動画では、全編にわたり、ストレートで押している。「腕がしなる方ではない」「横降りなのでスライダー」と言う解説が有る。パンチャーを表現するキーワードだ。ただし、もちろん腕はしなった方が良いのだが、スインガーに比べると力感が有るので、そういう表現になる。


この動画では、一球だけ凄い縦スラが見られる。(1.02~)


縦スラに関しては、かなり良い線を行っていると思う。まだあまり見ていないので、これは推測に過ぎないが、縦スラを有効に使って奪三振を稼ぐスタイルなのかもしれない。大学時代に10回20奪三振と言う数字を残しているのも気になる。

昔式、振りかぶり型のパンチャーは、腕を降ろして来て、グラブとボールがセットポジションの位置くらいまでに降りて来た時に始動するのが、コツ。ある意味、一番簡単な投げ方でも有るが、デメリットは「ハムストリングスを使う」と言う観点では限界がある事と、セットポジションからの投球。

実際、やっている事は江川とかとほとんど同じだと思う。最近ではめっきり減ったオールドスタイルのピッチングフォーム。則本をキッカケにまた流行ると面白い。取り組みやすい投げ方なので、あり得ないとも言い切れない。