2015年6月25日木曜日

筒香の誤解



 これまで柳田や森と共に高く評価して来た筒香が予想通り良い働きを見せているが、その打撃には不安も有る。今シーズンは松井秀喜との会話などで「ステイバック」を意識するようになったそうだが、それが良い方にも悪い方にも出ている。つまり、始動するまで後ろに乗った状態を保つ事は良いのだが、始動した後はその意識を引きずってはいけない。今の筒香は始動した後、つまりスイングの中でもステイバックの意識を持っているため回転力が弱いスイングになっている。今シーズンの筒香は、それほど良いスイングをしているとは思わない。後ろ足がいわゆる「うねり打法」のような角度になってしまい、充分に回っていない事に注目してほしい。スイングの中で体重が後ろに残り過ぎているからこうなる。

 つまり始動するまでは後ろに乗った状態を保つが、始動した後は、その意識を捨てなければならない。この切り替えに気がつくかどうか。それが出来るか否かが今後のカギになる。

 

2015年6月10日水曜日

会計年度末が近づいて来た

 会計年度末が近づいて来たため、明日は法人税(といっても実質的には法人住民税のみ)の申告についての相談のために税理士の事務所に行く予定。領収証をスクラップブックにする作業も終わった。申告の専門的な作業は手に負えないので税理士に任せたい。納める額は小額では有るが少しでも社会のために役立ってくれればと願う。

 ところで、いつも書店で野球技術書のコーナーを見て思う事は「これは酷い」と言う事で、とてもでは無いが読めたものでは無い。ほとんどの本はもう一度お湯で戻してトイレットペーパーにした方が遥かに良いという程度のものだ。ただし戦術的技術論(フォーメーションや走塁のノウハウなど)はまだ役に立つ本が有る。

 

2015年6月6日土曜日

エセ理論家の特徴

 特に最近の野球ではシーズン毎に日替わり的に活躍する選手が表れる。ベースとなる理論にしっかりしたものが無い理論家の場合、すぐにそうした選手に飛びつく傾向が有る。やれクリス•デービスだ、ジョシュ•ハミルトンだ、山田哲人だ、田中将大だ、金子千尋だと言った具合に。動作理論的に問題が有っても短い期間であれば、他の要因で良い成績を挙げる事が出来るのだが、そういうのは長くは続かない。本当に動作理論が解っていればこういう選手には飛びつかないものだ。手放しで称賛しているのはエセだと考えて良い。今打っている選手を褒めるのであらえばマスコミと同じでそれは理論家では無い。逆に今打ちまくっている選手を批判してこそ本物であると言えるだろう。

 山田も金子も田中も動作理論的には酷いフォームだし、クリスデービスのような中途半端(パンチャースインガーの視点で)な打者が長く活躍出来る訳が無い。そんな事は見た瞬間にわからなくてはダメだ。