2013年9月24日火曜日

オートマチックステップ巡礼の旅(77)ノマー•ガルシアパーラ


ノーステップで有名な打者だが、オートマチックステップで打つ事も有った。もちろん、その時の方がスイングは良い。このスイングは昔ビデオで見たガルシアパーラのスイングの中でも最もお気に入りのやつだったと思う。それがネット上に有ってよかった。



因に、こちらがノーステップのスイング。2スイング目は微妙に前足が地面から離れているようにも見える。ただガルシアパーラの場合、基本的にはノーステップで打っていたと記憶している。


1996年から2009年にかけてプレーし、キャリアの前半に打ちまくった遊撃手。2000年には140試合出場で打率0.372(本塁打21)を記録している。当時は、デレック・ジーター、ノマー・ガルシアパーラ、アレックス・ロドリゲスの3人が攻撃型遊撃手のスタープレーヤーとして日本的に言うと御三家的な扱いを良くされていた。(守備の上手い遊撃手ならレイ・オルドニェスなど他にもいた。)

だが、手首やアキレス腱の故障などで、キャリア後半はふるわなかった。2006年にドジャーズで20本塁打の打率0.303を記録したが、その後は本塁打数が落ち込み、2009年にアスレチックスで引退。

wikiの記事

通算成績はメジャー14年で 229本塁打 打率0.313

打率の高さが光る。打率0.372を記録した前年にも打率0.357で首位打者を獲得しているし、キャリア後半に低迷したと言っても打率0.260以下は一度も無い。

ノーステップはリリース後の始動になると言う点ではオートマチックステップより有利な部分が有る。しかし、基本的にはステップしないで打つと言うのは無理がある事なので、そもそもスイングがやりにくい。なので、ノーステップのタイミングから、良いスイングが出来れば、ガルシアパーラのように高打率を記録する事も出来るだろう。

ただ、無理の有るスイングを続ければ身体にも負担がかかる。手首の故障に関しては、そうした影響では無いかと思う。他にもマイク・スウィーニーと言うノーステップの強打者がいたが、スウィーニーも腰を痛めている。

一時的に凄い成績を残すということと、継続して高いパフォーマンスを維持すると言う事は、技術論的な観点からは必ずしも一致しない。ノーステップのガルシアパーラの成績を見ると、それを痛感する。安定性を求めるなら、やはりタイミングよりもスイングそのものを追求する取り組みを重視した方が良い。打撃は身体運動なので、打ちやすいからと言ってタイミングに囚われてスイングを疎かにすると、若い内は良いが力が衰えて来た時に打てなくなる。

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