2013年9月14日土曜日

オートマチックステップ巡礼の旅(50)ホゼ・カンセコ

レジー・ジャクソンがキルブリューのフォームを参考にした事は前述したが、そのレジー・ジャクソンに少年時代、憧れて野球をしていたのが、ホゼ・カンセコである。

アスレチックの黄金期に、マーク・マグワイアやリッキー・ヘンダーソンと強力打線を形成した。特にマグワイアとの主軸コンビは破壊力抜群で「バッシュ・ブラザーズ」と呼ばれていた。彼等の打撃を見て、育った若い選手が、その後のメジャーの打撃技術の流行を形成した結果が、その後のパンチャータイプ全盛時代に繋がったのだろう。

キルブリュー〜ジャクソン〜カンセコ と、一発長打系のオートマチックステップの系譜を引き継いでいるのが興味深い。

通算成績は、本塁打466本 打率0.266

wikiの成績表を見ると1993年あたりから、成績が失速している事が解るが、これはファン・サービスでピッチャーとして登板した時に肘を痛めて、トミー・ジョン手術を受けた事による。この怪我が無ければ、と惜しまれる所だ。それまではメジャーを代表する強打者であり、ミュータントタートルズでも、カンセコのバットが武器として使われているシーンが有った。



2013年の5月に独立リーグと、選手兼コーチの契約を結んでおり、今だ健在である。

基本的には、典型的なオートマチックステップのイメージだが、この動画のように、二段ステップ的に前脚をチョコチョコと動かして打つ事も有った。



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