2013年9月13日金曜日

オートマチックステップ巡礼の旅(40)エイドリアン・ベルトレ

現役オートマチックステップ最重要人物の一人。未完の大器と言われ続け、2004年に48本塁打(打率0.334)でホームランのタイトルを獲得し、ようやく開花したかに見えたが、その後、再び伸び悩む。が、2010年のボストンあたりから再び息を吹き返し、3割30本前後の数字を2012年まで3年連続で記録する。

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今期2013年も、これまでの所、28本塁打で打率0.318と言う安定した数字を残しており、両手振り抜きのオートマチックステップらしさを発揮している。

両足の足踏みから、ハムストリングスを使って立つ感覚を重視している事がわかる。(ときおり、足踏みの反動で前脚を挙げてからの始動になるが。)

重要人物なだけに、スイングも特に良いものを選んでみた。ベルトレの3本のホームランを見てほしい。


横からの映像有り。少し後ろに重心移動してから始動しているのが解る。


ハムストリングスで立てているので長く静止しても筋肉が緊張しない。


なお、ベルトレと言えば、膝をついてのスイングがトレードマークになっている。これは、膝をあまり曲げない構えからハムストリングス立ちを重視しているので、下半身の力が抜けやすい事も関係しているのだろう。


これまでの所、通算成績はメジャー16年でホームラン374本 打率0.282の数字。まだ34歳なので、今後数年は、このペースで活躍してほしい所だ。非常に大殿筋が発達した体形で、腸腰筋の強さを伺わせるが、年々、スイングが小さくなってるのが気になる。

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