2012年7月5日木曜日

7月5日 雑記

(1)http://www.youtube.com/watch?v=_uxVx-1Nj54&feature=relmfu

ポール•ゴールドシュミット 今期打率0.303の11HRで注目を浴びているダイヤモンドバックスの選手です。

オートマチックステップもどきで、顔をホームベース方向に向けたティーバッティングのようなスイング。理想的とは思いませんが、独特のと言うか新しいバッティングのイメージを作り出しているのが良いですね。メジャーには、こういう独創力の有る選手がいるから面白いのです。ブライス•ハーパーにせよ、ジェフ•バグウェルにせよ。新しいイメージをクリエイトする選手がいて、その積み重ねで少しづつ打撃フォームが進化していく。。日本でも無いとは言いませんが、やはりその辺はMLBの方が面白いです。

日本だと門田博光のホークスで、佐々木誠や山本和範が新式の一本脚打法をクリエイトし、その延長でイチローの振り子打法が誕生したわけですが阿部慎之助や糸井嘉男みたいなフォームもそういう流れがなければ生まれ得なかったわけです。

(2)http://www.youtube.com/watch?v=zp_AzvpMZns&feature=plcp

スターリン•カストロ 2010年に打率0.300をマークして以来注目されている打者です。脚を大きく挙げてゆっくりタイミングを取る日本的な打ち方で、基本的にパンチャーの流儀では有りません。ただ、ドミニカンプロスペクトリーグのyoutubeチャンネルを見ても、こういう脚上げ型のパンチャーで片手フォローの打者が非常に多いのです。カストロもドミニカの出身なのですが、ドミニカではそういう打ち方を教えているのでしょうか。今後はこういう打ち方も増えてくるのかもしれませんね。その辺が現実の面白いところで理論通りに行かないのです。日本の解説者が「メジャーも日本の技術から学ぶようになった」と言う事態になるかもしれないと言うか、実際にそういう側面も有るのかもしれませんね。もちろん、塚口理論はそういう流れには一切惑わされません。

(3)http://www.youtube.com/watch?v=yqcOcO7G-Vg&feature=plcp

ダン•アグラ この選手も力任せな感じですね。ただその「力任せにぶちかます」というのがパンチャーのツボを抑えているので打てるわけです。つまり「適切な始動ポジションの形成」と「始動ポジションから直接バットを加速して強く打つ」と言う二点のツボです。

ただ、この独特のフォロースルは、ボトムハンドの手の平が上を向くのが早く、フィニッシュの納まりが低い、つまり手首を返し過ぎる(手首の返しが早い)事を表しています。

Aロッドも、昨季あたりはこういうフォローを取るケースが多かったですが、片手フォローを長く続けていくと、こういう感じになってしまうのです。