2012年7月18日水曜日

7月18日 雑記

(1)http://baltimore.orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=475247

RYAN FLAHERTY

http://www.youtube.com/watch?v=U7ZCCbkHCUU&feature=plcp

スインガーのように見えますが、おそらくパンチャーでしょう。オープンスタンスからの大きな重心移動と、トップの位置から離れたバットの構えがヘッドの出を遅くさせて、スインガー的に見えるのだと思いますが。。横からのスローモーションでも無いと断言できませんね。

1986年生まれ 右投げ左打ち
メジャー通算 52試合 96打席 20安打 打率0.208 本塁打2本 
今期メジャーデビューした選手で、この数字だと、まだ判断しようが無い状態です。打率0.208と言うと低い印象ですが98回打席に立って20回ヒットを打つと言うのは上出来だと言う見方も出来ます。なおかつ、その少ないチャンスの中でホームランを2本打てている。

http://www.youtube.com/watch?v=V6WJSWXCaQM&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=vyCahz2OqLs&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=POLm3LfEQXo&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=GYgF__TLx3c&feature=plcp

非常に難しいです。しかし身長191センチで、これだけのスイングをする野手が、この感じで存在しているあたりがメジャーの奥深いところです。

(2)http://baltimore.orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=502031

RYAN ADAMS

http://www.youtube.com/watch?v=NvxLuRpx5os&feature=plcp
バットのデザイン、リズムの取り方など、バリー•ボンズへのリスペクトが感じられる選手です。右打ちですが。

メジャー通算 89打席 25安打 打率0.208 本塁打0 1987年生まれの若手の二塁手です。

ただ、センスが有ったとしても、こういう打撃をやってしまうと実戦的には厳しいと言わざるを得ません。このリズムの取り方、片手フォロー。かなり難しい打ち方をしていると言う事です。

http://www.youtube.com/watch?v=V1cGFuEY1Ds&feature=plcp
この動画では両手で振り抜いていますが、フィニッシュでボトムハンドが上手く畳めていないのも、このリズムの取り方からの片手フォローを続けていると、こうなると言うことです。ただ、脚の挙げ方が上手いところに打撃センスを感じますね。Aロッドやリッチー•セクソンに通じる脚の挙げ型で、ホセ•バティスタのようには大きく後ろに乗せず、脚のあげるタイミングが遅いタイプで、これは身体の使い方的には、より高度です。

http://www.youtube.com/watch?v=955NxeIywC4&feature=plcp
この動画を見ても、上手く打ってます。いわゆる「センスの有る」選手なのでは無いでしょうか。ただメジャーで活躍するとなるとセンスだけでは不足で「正しい技術の選択」をする必要が有るのです。その辺を誤ると、センスが有っても活躍出来ません。

スイングが遅くなったベテランでも「ボールがミートポイントに来た時に、そこにバットを出す能力」が有れば、打ちます。反対にスイングが素晴らしくても、それが下手だと打てないでしょう。タイミングと言うのか、それだけでは無いように思いますが、ボールを捉える能力と言うやつで、これはゲーム勘にも通じます。経験値でも有るでしょう。つまり、場慣れして、野球のゲームの中で打つ事に慣れている(上手い)選手と言うのがいるわけです。この打者は、そういう意味での上手さは感じますが、フォーム的にはやや勿体ないですね。

(3) http://orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=123272

ジム•トーミ http://ja.wikipedia.org/wiki/ジム・トーミ

オリオールズ重量打線の極めつけは今期加入したジム•トーミです。今期途中にフィリーズから移籍。

http://www.youtube.com/watch?v=Q3Zfv-uQ8LU&feature=plcp
メジャー通算609本塁打 意外と高い打率0.277 1970年生まれ

一見荒っぽさそうで、その実、高い数字をコンスタントに続けている打者です。この選手の良いのは、今まで常に両手で振り続けて来た事で、この選手が片手フォローでホームランを打ったところは私は今まで見た事が無いと思います。その事が長期的に安定したスイングの継続を可能にしているのでしょう。

http://www.youtube.com/watch?v=ACutzresWDk&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=IzhL2LdBmEw&feature=plcp 横スロー有り
http://www.youtube.com/watch?v=ex32iWrY4Q0&feature=plcp 探せば有った片手HR
http://www.youtube.com/watch?v=itbCIQ2IXIE&feature=plcp

流してホームランを打つ上手さも有ります。フォーム的にはオープンスタンスからのオートマチックステップでスクエアに踏み込んで来るタイプです。グリップのコックが良いのも長所です。

いずれにしても両手振り抜きのオートマチックステップの打者が、長期的に安定した成績を記録し、積み上げたホームランが609本で打率が0.277になるわけです。