2015年5月6日水曜日

加藤豪将

 ヤンキースに指名されて話題になった在米日本人だが。。

 まず、この動画で青のTシャツで登場するシーン。オッと思わせる。日本人としてはかなり骨格が良い。胸椎後弯の凸アーチが高い位置に形成されている。加藤豪将は子供の頃からアメリカで育っている。食べ物、飲み物、それを生み出す土壌、太陽の当たり方、そうした違いが後天的な骨格形成に影響を与えるのでは無いか。



 注目したいのは守備。(動画0.45〜)ハンドリングというかボールへのタッチが日本人のそれでは無い。アメリカや中南米の選手のそれだ。こういうハンドリングは体作りが伴っていないと出来ない。単に技術の問題ではない。下の動画の日本のプロと比較してほしい。加藤の方がハンドリングが軽く、球離れが良い。



 一方、こちらはホセ•レイエスの守備練習。典型的なメジャー式のハンドリングだ。加藤はこっちに近い。これは技術論だけでは出来ない。ただ最低限、日本の選手もこうした動きを見て、その感性は持ってほしい。投げた方に指先を伸ばして余韻に浸っている場合では無い。以前に石川繁之の理論で「センス」について語った事とも関係している。日本人選手の多くは石川的なセンス(感性)を持っている。



 写真=加藤豪将 ぼやかして見ると日本人には見えない。

 だが打撃は厳しい。難しい理論を持ち出すまでもなく、トップの位置が低く、バットが下から出ていると言う状態だ。そのせいでスイングが横からなでるようになっていて力強さに欠ける。