2013年10月10日木曜日

山下さん 進化の記録8



今回、投手方向からの動画を見て解った事は、やはり生来的に後ろ脚の力を使う事が上手いタイプだと言う事です。特に2球目のインコースの打ち方にそれが出ていますが、身体を開き気味にしながらも、インパクトの衝撃を後ろ脚で受け止めて押し返し、地面をねじり込みながらも、引っ張る。これはメジャーでも時々見るシーンですが、そういう打ち方が出来るタイプだと思います。以下の動画は、その例ですが、インコースをこの打ち方が出来れば強いです。インコースにもツボが有るという事でしょう。

今回の動画では、新聞紙を打っているので、前脚が開いていないのだと思います。これが、野球のボールになると衝撃が大きい分、その衝撃が後ろ脚から地面に伝わり、その地面反力で腰の回転が深まるので、それによってインコースを打つ場合には(下の例のように)前脚が若干開き気味になると思います。もちろん、通常は前脚は開かないのが大前提ですが、きわどいコースは応用で、そうした打ち方が出来ると強いと言う事です。

また、他のスイングを見ても、インパクトの衝撃を後ろ脚で受け止めて、それを押し返す事が上手く出来ています。これは、やろうとして出来る事というより、生来的なタイプが関係しているのだと思います。前軸を効かせて巻き戻しを強くしていく方針には変わりないですが、センターカメラ視点で見る事で、こうした長所が有るという事が解ったのは、大きな収穫でした。







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