2013年10月13日日曜日

野手名鑑0004 マイケル•ヤング

成績表
タイプ パンチャータイプの二段ステップ 右投げ右ち


現在はドジャーズにいる、かつてイチローと首位打者を争った安打製造機。今年のポストシーズンでもキーになる選手の一人になるかもしれない。


動画後半の横からのシーンを見ると解るが、タイミングを取るステップの際に、グリップを後ろに動かす。そのせいもあって、スイングはややボトムハンドで引き気味だ。また、つま先立ちになる二段ステップは大腿四頭筋が効きやすい。そうしたあたりが本塁打の少なさ(14年で185本)につながっているのだろう。

しかし、二段ステップで、最初のステップが着地した時に取る「間」が絶妙で、そこで上手く、身体を一つにまとめている。そうした全身に統一感のある状態からスイングするので、スイングがまとまっている。こうしたリズムだと、オートマチックステップもどきになりそうなものだが、そこを二段ステップで通したあたりに偉大さを感じる。

また、構えでは微妙に首が傾き気味で胸椎が後弯している。そうした立ち方にもセンスが感じられる。