(1)http://www.youtube.com/watch?v=v6FyEUNENVM&feature=plcp
ウィル•ベナブル この打者も良い骨格をしています。横から見ると股関節が割れていないのに、これほど脊柱の湾曲のメリハリが効いているのは地の骨格が良いからでしょう。
つま先立ちになった状態からのオートマチックステップで、その分、なおさら大腿四頭筋が効きやすくなっていますが、その特徴がスイングにも良く出ています。
(2)http://www.youtube.com/watch?v=gUWTYYEg4dI&feature=plcp
マイケル•ブラントリー 素晴らしい骨格ですね。脚を挙げてから始動するパンチャータイプです。
(3)http://www.youtube.com/watch?v=EMQrDIJ5M4o&feature=plcp
カルロス•ザンブラーノ フォームと言うより投げているボールが良いですね。いや「良い」と言うよりも「個人的なツボ」です。なんとなく彼のボールを見ていると自分の投げる球(芸)に対する執着というものを感じます。スポーツ選手に関わらず、黒人はラテン的な気質のように見えて、職人のように自分の一芸を大事に育てる人が多いイメージが有りますが、歴史的な背景も有るのかもしれません。
(4)http://www.youtube.com/watch?v=cxkHrjEI3Ps&feature=plcp
ロイ•ハラディ 松井秀喜が「凄いボールでは無いが最も打ちにくい」と評した20勝級投手です。まさに芸術ですね。ムービングファストボール系を低めに集めるのが特徴です。
(5)http://www.youtube.com/watch?v=181limSJCUk&feature=plcp
ジョーダン•ジマーマンは良いですね。セットポジションを大事にしているのがよくわかるフォームです。0.26からのボールはライザーと見て良いでしょう。チェックスイングでストライクの判定を取るのがライザーの真骨頂です。ライザーを意図的に投げ、バッターがチェックスイング。塁審に判定をあおぎ、ストライクで空振り三振。この流れが作法にのっとったライザーの芸術です。
(6)http://www.youtube.com/watch?v=L7lbY-XHOoM&feature=plcp
ジェフ•フランコーア やや誇張された首の角度でクラウチング気味ですが、良い姿勢で構えています。この構えなら外角が打ちやすく、外角低めのストレートを最高の角度で打ち返しています。
外角低めのストレートが投手の基本と言われていますが、それは外角低めのストレートは最高の技術を持ってしても打ちにくい球である事に変わりないからです。インコース高めのストレートは打者の技術で打ちやすさが全然違います。打てない打者にとってはこれほど難しい球も無いのですが、打てる打者は打てるのがインハイの速球です。一方、アウトローの速球はそうではありません。アウトローはもっとも腰が回りにくいコースなので手打ちになりやすく、そこに速いボールが来ると、技術力に関わらず打つのが難しいのです。アウトローストレートで球が速いほど、流し打とうとすると余計に打ちにくいはずです。他のコース同様、センター返しのつもりで打ちに行かないと、身体がボールの軌道に入って行かず、上から見下ろして(悪い意味で球を線で見て)手だけで振って空振りになってしまいます。その意味でも、動画の打ち方は良い打ち方です。
(7)http://www.youtube.com/watch?v=yVEQWO1ZEgw&feature=plcp
なんと(6)のフランコーアのホームランは12球粘った後だと言う事です。シンプルな打ち方ゆえにボールに食らいつく感じが良く出ています。
外角低めの速球は、球が速くなると流し打ちも通用しにくくなるでしょうが、じゃあセンター返しで思い切り振りにかかれば良いかと言うと、そうすると目きりが速くなり、これまた打ちにくいのです。ですからとどのつまり、完璧なアウトローストレートはどうやっても打ちにくい球なのです。因に腰が回りにくい理由はアウトローに視線を向ける事で、顔の向きが置きティーと同じようになるためです。
(8)http://www.youtube.com/watch?v=43vrvaHfKqI&feature=plcp
これも外寄りの球を上手く巻き込んで打ってますね。ただ、基本的にはアウトサイドインのプルヒッター的なスイングです。クラウチング気味に構えると、そういうスイングになりやすいのですが、MLBでも90年代くらいまでは多かったスタイルです。そういう意味で懐かしさを感じさせるフォームでもありますね。Yunel Escobar も似たタイプです。
フランコーアに関しては、横から映した映像を見ると、股関節が割れていますね。
(9)http://www.youtube.com/watch?v=LClfp6qMYRs&feature=plcp
外角低めの速球と言うと、キンブレルを思い出すのですが、やはりありましたね。3人とも外のストレートで打ち取っています。ブレーブスは90年代にグレッグ•マダックス、ジョン•スモルツ、トム•グラビン等の三本柱で投手タイトル上位を占めていた時期が有りますが、その時代の投手コーチがレオ•マゾーニー。日本語にも翻訳された本を出版しています。彼が強調していたのが「外角低めにファストボールを集める」でしたから、キンブレルもその伝統を受け継いでいるのかもしれません。ただ、念のために、外角低めのストレートと言っても生半可な球だと、所詮は腕が一番伸びるコースですから、少しパワーの有る打者なら普通に打たれると思います。
前述しましたが、外角低めを見ようとすると腰の回転は小さくなります。その小さな腰の回転でキンブレルの速球のような球に付いて行くのは難しいと言う事です。
ウィル•ベナブル この打者も良い骨格をしています。横から見ると股関節が割れていないのに、これほど脊柱の湾曲のメリハリが効いているのは地の骨格が良いからでしょう。
つま先立ちになった状態からのオートマチックステップで、その分、なおさら大腿四頭筋が効きやすくなっていますが、その特徴がスイングにも良く出ています。
(2)http://www.youtube.com/watch?v=gUWTYYEg4dI&feature=plcp
マイケル•ブラントリー 素晴らしい骨格ですね。脚を挙げてから始動するパンチャータイプです。
(3)http://www.youtube.com/watch?v=EMQrDIJ5M4o&feature=plcp
カルロス•ザンブラーノ フォームと言うより投げているボールが良いですね。いや「良い」と言うよりも「個人的なツボ」です。なんとなく彼のボールを見ていると自分の投げる球(芸)に対する執着というものを感じます。スポーツ選手に関わらず、黒人はラテン的な気質のように見えて、職人のように自分の一芸を大事に育てる人が多いイメージが有りますが、歴史的な背景も有るのかもしれません。
(4)http://www.youtube.com/watch?v=cxkHrjEI3Ps&feature=plcp
ロイ•ハラディ 松井秀喜が「凄いボールでは無いが最も打ちにくい」と評した20勝級投手です。まさに芸術ですね。ムービングファストボール系を低めに集めるのが特徴です。
(5)http://www.youtube.com/watch?v=181limSJCUk&feature=plcp
ジョーダン•ジマーマンは良いですね。セットポジションを大事にしているのがよくわかるフォームです。0.26からのボールはライザーと見て良いでしょう。チェックスイングでストライクの判定を取るのがライザーの真骨頂です。ライザーを意図的に投げ、バッターがチェックスイング。塁審に判定をあおぎ、ストライクで空振り三振。この流れが作法にのっとったライザーの芸術です。
(6)http://www.youtube.com/watch?v=L7lbY-XHOoM&feature=plcp
ジェフ•フランコーア やや誇張された首の角度でクラウチング気味ですが、良い姿勢で構えています。この構えなら外角が打ちやすく、外角低めのストレートを最高の角度で打ち返しています。
外角低めのストレートが投手の基本と言われていますが、それは外角低めのストレートは最高の技術を持ってしても打ちにくい球である事に変わりないからです。インコース高めのストレートは打者の技術で打ちやすさが全然違います。打てない打者にとってはこれほど難しい球も無いのですが、打てる打者は打てるのがインハイの速球です。一方、アウトローの速球はそうではありません。アウトローはもっとも腰が回りにくいコースなので手打ちになりやすく、そこに速いボールが来ると、技術力に関わらず打つのが難しいのです。アウトローストレートで球が速いほど、流し打とうとすると余計に打ちにくいはずです。他のコース同様、センター返しのつもりで打ちに行かないと、身体がボールの軌道に入って行かず、上から見下ろして(悪い意味で球を線で見て)手だけで振って空振りになってしまいます。その意味でも、動画の打ち方は良い打ち方です。
(7)http://www.youtube.com/watch?v=yVEQWO1ZEgw&feature=plcp
なんと(6)のフランコーアのホームランは12球粘った後だと言う事です。シンプルな打ち方ゆえにボールに食らいつく感じが良く出ています。
外角低めの速球は、球が速くなると流し打ちも通用しにくくなるでしょうが、じゃあセンター返しで思い切り振りにかかれば良いかと言うと、そうすると目きりが速くなり、これまた打ちにくいのです。ですからとどのつまり、完璧なアウトローストレートはどうやっても打ちにくい球なのです。因に腰が回りにくい理由はアウトローに視線を向ける事で、顔の向きが置きティーと同じようになるためです。
(8)http://www.youtube.com/watch?v=43vrvaHfKqI&feature=plcp
これも外寄りの球を上手く巻き込んで打ってますね。ただ、基本的にはアウトサイドインのプルヒッター的なスイングです。クラウチング気味に構えると、そういうスイングになりやすいのですが、MLBでも90年代くらいまでは多かったスタイルです。そういう意味で懐かしさを感じさせるフォームでもありますね。Yunel Escobar も似たタイプです。
フランコーアに関しては、横から映した映像を見ると、股関節が割れていますね。
(9)http://www.youtube.com/watch?v=LClfp6qMYRs&feature=plcp
外角低めの速球と言うと、キンブレルを思い出すのですが、やはりありましたね。3人とも外のストレートで打ち取っています。ブレーブスは90年代にグレッグ•マダックス、ジョン•スモルツ、トム•グラビン等の三本柱で投手タイトル上位を占めていた時期が有りますが、その時代の投手コーチがレオ•マゾーニー。日本語にも翻訳された本を出版しています。彼が強調していたのが「外角低めにファストボールを集める」でしたから、キンブレルもその伝統を受け継いでいるのかもしれません。ただ、念のために、外角低めのストレートと言っても生半可な球だと、所詮は腕が一番伸びるコースですから、少しパワーの有る打者なら普通に打たれると思います。
前述しましたが、外角低めを見ようとすると腰の回転は小さくなります。その小さな腰の回転でキンブレルの速球のような球に付いて行くのは難しいと言う事です。