2013年9月29日日曜日

オートマチックステップ巡礼の旅(83)ジェフ•バグウェル

オートマチックステップの化身と言っても良いだろう。
通算成績はメジャー15年で 449本塁打の打率0.297 202盗塁 2314安打 (wiki)
一塁手だが、元々はサードで、30本塁打30盗塁を記録した事もある。



ガニ股打法で有名なジェフ•バグウェルは、かつて「オレのバッティングスタンスはメジャーでも最悪なものだ」と言っていたが、その打撃メカニクスはオートマチックステップのメカニクスを誰よりも解りやすく表現している。

全編に渡り 打撃シーンが見られる動画


一試合3本塁打 この頃のフォームのイメージが最もバグウェルらしいものだろう。


オートマチックステップはリリース前始動にならざるを得ないのが弱点なのだが、この構えからこれだけヒッチして、通算打率0.297を記録している打者がいると言うのもまた、事実である。

股関節を割っているので、ハムストリングスが効いており、始動時の力が強い。そのためヒッチも大きくなる。腸腰筋の強い黒人の場合、重心の高い構えで成功するオートマチックステップの打者も多いが、白人系で成功しているオートマチックステップの打者は、黒人に比べると重心が低い傾向が有る。

DVD第二弾
股関節の斜め回転理論「割れ」と「絞り」完成間近です。
第一弾「腸腰筋とハムストリングス」についてはコチラへ。