2013年9月9日月曜日

オートマチックステップ巡礼の旅(14)スティーブ・フィンリー

左投げ左打ちのオートマチックステップ。

打ち方自体は始動前に後ろに体重移動したり、前脚をつま先立ちにしたりと、少し余分な動きが有るが、オートマチックステップには変わりない。また、四頭筋の効いた構えゆえにバットが出るのも、少し遅い印象が有った。

WIKIの記事

しかし、打者としての性格は、これぞオートマチックステップとでも言うべきもので、打法のシンプルさを活かして、主軸打者のワキを固める役割を長期的に安定して果たし続けて来た。2001年には、ダイヤモンドバックスに所属し、ワールド・チャンピオンに貢献している。メジャー通算19年で、打率0.271 本塁打304本 盗塁320 と素晴らしい成績を残している。何より特筆されるべきは、一度も打率3割以上を記録した事が無いのに、19年で通算打率0.271を記録している事だろう。この長期的な安定感に両手振り抜きのオートマチックステップの真骨頂を感じる。



一試合3本塁打


WIKIでスタッツを見ると、1991年から2004年にかけての安定感に凄まじいものが有る。そして、また、この数字の加減が、ある意味で実にオートマチックステップらしい。

それほどパワーがありそうには見えないが、30本塁打以上を4回記録している。


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