2013年9月10日火曜日

オートマチックステップ巡礼の旅(21)ジョー・カーター

1983年から1998年にかけて活躍した外野手で、背番号29はブルージェイズの永久欠番になっている。16年間の通算成績は HR396 AVG 0.259

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キャリアの中盤の10年間(1986~1996)にかけて、安定して30本前後のホームランを打っているあたりが凄い。典型的な、右の両手振り抜きのオートマチックステップである。



30本前後のホームランを打てる選手にとって重要な事は、打率3割を打つ事ではなく、次の2つの事では無いだろうか。

1)単に甘い球をどうでも良い場面で打つのでは無く、大事な場面で良い投手から打てる能力が有ること。(それがホームランである必要は無い。)

2)打率は2割台で良いので、30本前後のホームランを安定して打ち続ける事が出来る「計算の立つ選手」であること。

カーターについてはリアルタイムで見ていないので、どういうタイプの打者だったかは定かでは無いが、ワールドシリーズでのサヨナラホームランが語りぐさになっている事は事実だし、数字についてはまさしく、上で書いたような条件に当てはまる。両手振り抜きのオートマチックステップらしい「安定感」を示している。

こちらは、引退後のソフトボールのシーン。


こちらは、映画「メジャーリーグ」で主演したチャーリー・シーンと。ちなみに、チャーリー・シーンは打つのも投げるのもスインガータイプのようだ。高校時代はプロからもスカウトされた腕前らしいが、その頃の野球環境だと、スインガータイプの打者は今より多かったのだろう。打ち方的には、阪神にいたオマリーを思わせる。これが、今の高校生なら、オートマチックステップもどきのような打ち方をしているのでは無いかと思う。



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