2013年9月20日金曜日

二段ステップのオリジナリティ(1)マーク・トロンボ

二段ステップは、一度前脚をその場、或いは少し後ろにステップし、そのステップの着地した地点から始動する。その意味では本質的にはオートマチックステップであると言う言い方も出来る。制服を着せられた高校生が、一定の範囲内で思い思いのアレンジを加えるような感じで、二段ステップと言う一定のフォーマットの中でも色んな個性が有って面白い。

ただ、二段ステップも、最初のステップが着地した後、意図的に前脚を挙げたり、そこからノーステップで打ったり(オートマチックステップもどき)と、横道に逸れるパターンは多い。その意味では、純粋に二段ステップであるということもまた、貴重な存在であると言えるだろう。

厳密に言うと、二段ステップはいくつかのタイプに分類出来るが、初回はもっとも一般的なタイプの二段ステップで、二段ステップの教科書的な存在でもあるマーク・トロンボを採り上げたい。