2013年9月10日火曜日

オートマチックステップ巡礼の旅(22)チャック・ノブロック

再び、渋い所をついてみたい。

1998年から2000年にかけて、ヤンキースが3期連続でワールドシリーズを制覇したが、その時に、デレック・ジーターと、二遊間コンビ、1番2番コンビを組んでいた打者。ただし2001年からは送球難で外野にコンバートされている。個人的にはイチローの渡米で再びメジャーリーグを見出した2001年の印象が強い。

メジャー12年間での通算成績は、打率0.289 本塁打98 盗塁407 安打1839



パッと見て、考えている事が解る打ち方だろう。バットを始めから振り出す角度に置いておき、そこからそのままボールにぶつけていく。いかにも、しぶとく、泥臭い打撃をしそうな打ち方だ。2001年時はもっと重心を低くして構えていた。

ちなみに、オートマチックステップとしての純度は、極めて高い。

打撃フォームに対するこだわりとかは感じられない。打てれば良い、もっと言うと、当てて、塁に出れれば良いとでも言いたげな打ち方だ。ノブロックにとって打撃フォームは、野球をプレーするための道具に過ぎなかったのだろう。そういう選手に向いているのも、またオートマチックステップの良さである。


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