2013年9月13日金曜日

オートマチックステップ巡礼の旅(35)ケン・カミニティ

90年代のプロレス化したメジャーを象徴する。。と言うより、プロレスラーのような野球選手だったのが、このケン・カミニティだ。

ボディビルダーのような体格のパワーヒッターで、それでいてスイッチヒッターであり、さらにはゴールドグラブを受賞する3塁手。マーク・タシェアラをスケールアップしたような感じと言えば良いだろうか。しかし、個人的には打撃技術はカミニティの方が高いと感じる。フォームがまとまっているからで、スイッチヒッターで、ここまでまとまったフォームで打てる選手は珍しい。

右打席が解りやすいオートマチックステップだった。ステップは0.16からのシーンが解りやすい。


1996年には、本塁打40本 打率0.326 打点130と言う凄まじい成績を残している。通算では打率0.272の本塁打239本。(wikiの記事)

この人の左打席については、昔、相当タイプ分けで悩んだ記憶が有る。全盛期のフォームは右と左が似通っていたが、当時はスインガーではないかと言う結論を出した。

下の動画はデビュー当時の左の映像だが、これ(解りやすいスインガー)を見る限り、やはり全盛期も左はスインガーでは無かったのかと思う。


座ったまま3塁の深い所からノーバウンドで一塁に送球する強肩。


無理がたたったのか、2004年に心臓発作で死亡した事が、野球界ではニュースになった。


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