2015年4月27日月曜日

ビリー•ハミルトン



 リッキー•ヘンダーソンに続く次世代のスピードスターである。今期も既に13盗塁でトップに立っているので、既にその時代は始まっていると言って良い。この動画では盗塁の構えに注目してほしい。二塁側の腕、つまり右腕を下げている。こうする事で体が左に捻られ、左脚股関節が割れるので、スタート時に左脚股関節の絞り、つまり蹴りが使いやすい。そして、また帰塁する時も頭からの帰塁がやりやすい。

 ただ、このハミルトン、脚は速いがスタートはそれほど上手いとは思わない。下の写真のように、脚が地面から離れずに腰が浮き、上体があおられて二塁方向に向くのが遅れている。おそらく構えで少し手を前に出し過ぎているためだろう。こうすると爪先荷重になりブレーキ筋である大腿四頭筋が効きやすいからだ。