2012年8月1日水曜日

8月1日 雑記

(1)今期のMLB打撃部門における大きな話題がアンドリュー•マカッチェンの打率(現在0.371)とジョシュ•ハミルトン(スインガータイプ)の序盤での本塁打量産(現在29本の2位)でしょう。マカッチェンに関してはこの時期に右打者が打率0.371をキープしているのは驚異的だと言えるでしょう。

この二人に共通しているのが、打席内でバットを肩に乗せて待つ方法を今季から採用している事です。
この方法が決して理想的とは言いません。しかし、この二人の活躍は「(バットを斜めに構える事によって生じる)バットヘッドの重みに起因する腕の筋肉の緊張を防ぐ」と言う事の重要性を意味しています。

アンドリュー•マカッチェン

2011年
http://www.youtube.com/watch?v=eEHQlkZlov0&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=38jT0WeJNpA&feature=plcp

2012年
http://www.youtube.com/watch?v=R5xTM24mD0s&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=c2ShZGfmZEk&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=O1YGeUkPT0A&feature=plcp

ジョシュ•ハミルトン

2011年

http://www.youtube.com/watch?v=U2_NqJ3YsaU&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=Bd6FhhhHGc8&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=tFmvYM7lwK0&feature=plcp

2012年
http://www.youtube.com/watch?v=WPJDCoTKDV8&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=sHDAAD3aKt8&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&v=b7jkmyasJQ8&NR=1

たったこれだけの工夫で打撃成績は大きく変わるのです。こういう小さな工夫の積み重ねは大きな成績の違いにつながるでしょう。

この方法の注意点としては、バットを担ぐ感じになると僧帽筋の緊張から胸椎が前湾し腰椎が後湾した悪い姿勢になってしまう事などが挙げられますので、あまり高い位置にバットを担ぎ上げない事と、胸椎の後湾を保つ事が重要になります。二人とも、それが出来ています。

バッティング成績を決めるのはスイングメカニクスだけでは有りません。戦略や、ルーティーンも関係してきます。