2012年8月5日日曜日

8月5日 雑記

(1)http://baltimore.orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=502154

ZACH BRITTON

1987年生まれ 左投げ左打ち メジャー通算12勝12敗 防御率5.00

http://www.youtube.com/watch?v=Hk_pESDnaAs&feature=plcp

左投手はカーブ、スライダー方向に曲がる球しか無い場合が良く見られますが、この投手はスクリューボールの方向に微妙に動きながら落ちる球が有りますね。ウィキを見るとシンカーを投げると書いてあるので、それだと思います。

大きなカーブが有っても良さそうな投げ方ですが、無いのが惜しいですね。この投げ方だと78マイルくらいの大きなカーブが投げられそうですが。

フォーム的には腕を下に降ろした状態から始動するパンチャーでしょう。そのため、重心移動の最初に、身体をセンター方向に傾ける動作をやや強調します。今季の方がらしさが出ています。
http://www.youtube.com/watch?v=fxRzu90cdgk&feature=plcp

投げ終わった後に、ポンッと両脚で弾むように着地していますが、これはこのタイプの始動ポジションを形成するパンチャーの特徴で、右投げですがマイク•ムッシーナがそうでした。このポンッと着地するのが小気味良い方が良いフォームです。

マイク•ムッシーナ(ヤンキース)先発試合
http://www.youtube.com/watch?v=WqqOZoMnscE&feature=fvsr

ただ、ブリットンの場合、脚を上げる時に腕を引き上げる動作が大きいので、やや上半身の筋肉が勝ってしまい、下半身の力をロスしているぶん、最後の動作が小気味良くなりにくいのが問題点です。私がコーチだとしたら、脚を上げるときに腕を上げる動きを無くす事によってフィニッシュの小気味良さが出る方向にフォーム改善を計って行くと思います。ただ、この種のフォームは腕を下げるぶん、クイックが遅くなるというか難しくなるでしょう。

この動画の1.05〜クイックモーション。基本的にあまりクイックはやらないようです。
http://www.youtube.com/watch?v=KCPb9OB0cIw&feature=plcp

今期は4試合で1勝1敗 防御率8.35とふるいません。前述のフォーム改造に加えて、大きくて緩いカーブを憶えて緩急の差をもっと大きくすれば良いと思うのですが。パンチャーとは言え、このタイプのフォームは遅いカーブを投げるのには適しています。