一流の仕事をするためには、よく眠る事が重要になる。
よく大事な試合の前日に緊張で一睡も出来なかったとか言う話を聞くが、睡眠不足だとやはり実力を発揮出来ない。
具体的に言うと、この一ヶ月でバットを10000回振ったとしても、前日寝ていなければ8000回くらい振っただけの実力しか発揮出来ないかもしれない。だとすると、それまでの頑張りの2割を無駄にすることになる。いくら頑張っても、前日に寝られなければ、ちゃらんぽらんにやって来た奴に試合で負けてしまう。(チャランポランなので前日はよく寝られる。)
したがって、本気で結果を出しに行くのであれば睡眠ということを真剣に考える必要がある。打者であれば、相手の投手を研究するのと同様、睡眠について研究する事は重要である。打席に入る前にどのようなルーティーンで準備運動をすれば打てるのかということを試行錯誤するのと同様、前日に何をすれば良く眠れるのかと言う事も、日頃から試しておいた方が良い。
因に自分自身の例ではコーヒーを良く飲む方なので、カフェインの取り過ぎから寝付きが悪い事が多い。最悪のケースでは、例えば徹夜の作業で朝昼が逆転し、ほとんど寝られずに仕事に出る。そして、日中、眠気覚ましにコーヒーを飲みまくり、そのカフェインが夜になって効いてきて、また眠れない。その状態でまた仕事に出る。こんな悲惨なケースを経験し、睡眠の重要性は痛いほど身にしみている。
ところで、睡眠の質を高める事を追求すると、4時間くらいの睡眠でも7時間くらいの満足感が得られたりする。恐らく、こうした熟睡では、レム睡眠やノンレム睡眠の関係から成長ホルモンなども多く分泌されているだろう。なので成長期の選手は特に重視する必要が有る。
因にこれまた自分の例だが、中学3年の時に受験勉強のため、眠気覚ましにコーヒー(その名も「眠れないコーヒー」)を飲んで睡眠時間をかなり削った。これが無ければ、後2~3センチは背が伸びたのでは無いかと悔やんでいる。
ところで、「短時間で充分な満足」と言う点では、以前、メラトニンを主成分とする睡眠薬がアメリカで流行した事が有る。短い睡眠時間で満足感が得られるのが流行の原因だった。しかし、副作用が問題となるのに時間はかからなかった。
メラトニンは簡単に言うと体内で分泌されるホルモンの一種だが、薬として体外から接種すると、身体がホルモンの分泌をサボるクセがついてしまう事も問題である。
本来、メラトニンは、セロトニンより合成され、セロトニンはトリプトファンから合成される。そのため、トリプトファンを多く含む食材を採ると寝付きが良くなる。
トリプトファンは緑黄色野菜などにも含まれるため、野菜ジュースを飲むと寝付きが良くなる。これが私の試した中で一番効果があった睡眠法だった。ただ、インターネットで調べて色んな睡眠法を試した結果として、一つ言える事は、どのような睡眠法も多用すると効果が薄れて来る。なので、あらゆる方法をローテーションさせる等も一つの手だろう。因に最初の頃はホットミルクを試したが、これは効果が薄れるのが早かった。
なお、野菜ジュース(100%野菜ジュース)は、トマトベースの物と人参ベースのものが有るが、トマトベースは味がキツいので、人参ベースの方が飲みやすく続けやすいと思う。夕食時から寝るまでの間に1リットルくらいを飲み干す感じにすると良く寝られる。また100%野菜がキツいときはバナナミックス(トリプトファンを含む)の物も良い。メラトニンを多く含むと言うケールの青汁も試した事が有るが、少し高いのがネックだろう。
ただ、基本的によく眠れるための一番の条件は、それなりに身体が疲れていると言う事。そして日中、日光を浴びている事。これもメラトニン等の分泌に関係している。疲れている時に飲む、濃い緑黄色野菜のジュースは「日光を飲む」というか「光合成を飲む」と言う感じで、飲んだ時点でよく眠れそうな予感がすることも有る。
ところで、あまりお奨め出来ない睡眠法が「寝る前に軽い運動をする」と言うもの。これは一見良さそうだが実はリスクが高い。なぜならタイミングや運動の程度によって逆に目が冴えてしまう可能性があるし、もし寝られなかった場合、次の日に疲労を残すだけとなる。だから「寝るために運動する」と言うのはあまりお奨め出来ない。これも実体験から得た教訓である。
いずれにしても、成長期の人は背を伸ばすために、大人の場合は良い仕事をするために、先ずは寝ないと始まらない。今回は野菜ジュースについて、特に採り上げたが、他にも色々試してみると良いと思う。
基本的に野球選手の場合、昼間充分に運動しているので不眠症ということは無いと思うが、それでも大事な試合の前に一睡も出来なかったと言うのは、サラッと言う人が多いが、失態も失態、大失態では無いかと思う。ピッチャーが試合の前日にマメを潰すようなものだろう。
特に若い選手の場合、体力が有るので、寝なくても無理が効くぶん睡眠が軽視されがちだが、やはり寝ないと100%の力を発揮出来ない。そのぶんのマイナスで実力を発揮出来ずに悔しい思いをすることになるかもしれない。また、若い間と言うのはキャリアが無いぶん「大一番」がハッキリしている場合が多いだろう。トライアウト等はその典型だが、ダッシュのタイムを計るトライアウトの前日に「一睡も出来なかった」と言うのは許されない失敗である。
メジャーの選手のコメントでよく「準備が大切」と言うのを聞く。どういう単語を準備と訳しているのかは知らないが、日本人の言う「練習」とは意味が少し違うのだろう。その影響だろうがイチローもよく「準備が大切」と言う。日本の場合、鍛錬は重視されるが、予行演習と準備は軽視される事が多い。充分な睡眠をとる事ほど大切な準備は無い。
よく大事な試合の前日に緊張で一睡も出来なかったとか言う話を聞くが、睡眠不足だとやはり実力を発揮出来ない。
なぜ野菜ジュースなのかは、この記事を読んでもらえると解る。
具体的に言うと、この一ヶ月でバットを10000回振ったとしても、前日寝ていなければ8000回くらい振っただけの実力しか発揮出来ないかもしれない。だとすると、それまでの頑張りの2割を無駄にすることになる。いくら頑張っても、前日に寝られなければ、ちゃらんぽらんにやって来た奴に試合で負けてしまう。(チャランポランなので前日はよく寝られる。)
したがって、本気で結果を出しに行くのであれば睡眠ということを真剣に考える必要がある。打者であれば、相手の投手を研究するのと同様、睡眠について研究する事は重要である。打席に入る前にどのようなルーティーンで準備運動をすれば打てるのかということを試行錯誤するのと同様、前日に何をすれば良く眠れるのかと言う事も、日頃から試しておいた方が良い。
因に自分自身の例ではコーヒーを良く飲む方なので、カフェインの取り過ぎから寝付きが悪い事が多い。最悪のケースでは、例えば徹夜の作業で朝昼が逆転し、ほとんど寝られずに仕事に出る。そして、日中、眠気覚ましにコーヒーを飲みまくり、そのカフェインが夜になって効いてきて、また眠れない。その状態でまた仕事に出る。こんな悲惨なケースを経験し、睡眠の重要性は痛いほど身にしみている。
ところで、睡眠の質を高める事を追求すると、4時間くらいの睡眠でも7時間くらいの満足感が得られたりする。恐らく、こうした熟睡では、レム睡眠やノンレム睡眠の関係から成長ホルモンなども多く分泌されているだろう。なので成長期の選手は特に重視する必要が有る。
因にこれまた自分の例だが、中学3年の時に受験勉強のため、眠気覚ましにコーヒー(その名も「眠れないコーヒー」)を飲んで睡眠時間をかなり削った。これが無ければ、後2~3センチは背が伸びたのでは無いかと悔やんでいる。
ところで、「短時間で充分な満足」と言う点では、以前、メラトニンを主成分とする睡眠薬がアメリカで流行した事が有る。短い睡眠時間で満足感が得られるのが流行の原因だった。しかし、副作用が問題となるのに時間はかからなかった。
メラトニンは簡単に言うと体内で分泌されるホルモンの一種だが、薬として体外から接種すると、身体がホルモンの分泌をサボるクセがついてしまう事も問題である。
本来、メラトニンは、セロトニンより合成され、セロトニンはトリプトファンから合成される。そのため、トリプトファンを多く含む食材を採ると寝付きが良くなる。
トリプトファンは緑黄色野菜などにも含まれるため、野菜ジュースを飲むと寝付きが良くなる。これが私の試した中で一番効果があった睡眠法だった。ただ、インターネットで調べて色んな睡眠法を試した結果として、一つ言える事は、どのような睡眠法も多用すると効果が薄れて来る。なので、あらゆる方法をローテーションさせる等も一つの手だろう。因に最初の頃はホットミルクを試したが、これは効果が薄れるのが早かった。
なお、野菜ジュース(100%野菜ジュース)は、トマトベースの物と人参ベースのものが有るが、トマトベースは味がキツいので、人参ベースの方が飲みやすく続けやすいと思う。夕食時から寝るまでの間に1リットルくらいを飲み干す感じにすると良く寝られる。また100%野菜がキツいときはバナナミックス(トリプトファンを含む)の物も良い。メラトニンを多く含むと言うケールの青汁も試した事が有るが、少し高いのがネックだろう。
ただ、基本的によく眠れるための一番の条件は、それなりに身体が疲れていると言う事。そして日中、日光を浴びている事。これもメラトニン等の分泌に関係している。疲れている時に飲む、濃い緑黄色野菜のジュースは「日光を飲む」というか「光合成を飲む」と言う感じで、飲んだ時点でよく眠れそうな予感がすることも有る。
ところで、あまりお奨め出来ない睡眠法が「寝る前に軽い運動をする」と言うもの。これは一見良さそうだが実はリスクが高い。なぜならタイミングや運動の程度によって逆に目が冴えてしまう可能性があるし、もし寝られなかった場合、次の日に疲労を残すだけとなる。だから「寝るために運動する」と言うのはあまりお奨め出来ない。これも実体験から得た教訓である。
いずれにしても、成長期の人は背を伸ばすために、大人の場合は良い仕事をするために、先ずは寝ないと始まらない。今回は野菜ジュースについて、特に採り上げたが、他にも色々試してみると良いと思う。
基本的に野球選手の場合、昼間充分に運動しているので不眠症ということは無いと思うが、それでも大事な試合の前に一睡も出来なかったと言うのは、サラッと言う人が多いが、失態も失態、大失態では無いかと思う。ピッチャーが試合の前日にマメを潰すようなものだろう。
特に若い選手の場合、体力が有るので、寝なくても無理が効くぶん睡眠が軽視されがちだが、やはり寝ないと100%の力を発揮出来ない。そのぶんのマイナスで実力を発揮出来ずに悔しい思いをすることになるかもしれない。また、若い間と言うのはキャリアが無いぶん「大一番」がハッキリしている場合が多いだろう。トライアウト等はその典型だが、ダッシュのタイムを計るトライアウトの前日に「一睡も出来なかった」と言うのは許されない失敗である。
メジャーの選手のコメントでよく「準備が大切」と言うのを聞く。どういう単語を準備と訳しているのかは知らないが、日本人の言う「練習」とは意味が少し違うのだろう。その影響だろうがイチローもよく「準備が大切」と言う。日本の場合、鍛錬は重視されるが、予行演習と準備は軽視される事が多い。充分な睡眠をとる事ほど大切な準備は無い。