2013年6月25日火曜日

スティーブン・ストラスバーグと肘痛

肘痛でつまずいた後、復帰して来たスーパールーキーだが。。

肘を痛めた原因は、このセットポジションでの投球における軸脚の折り方だろう。


このように後ろ脚の膝を曲げ過ぎると、以下の2点の理由でステップ幅が狭くなる。
1) 物理的に低い所から始まるので着地が早い。
2) 膝を曲げる事で大腿四頭筋が収縮するのでハムストリングスによる股関節伸展の力が使いにくい。

ステップ幅が小さくなる。つまり重心移動が小さくなるので、そのぶん上半身に頼ることになり、肩や肘には負担がかかる。

そうした意味では、以下の投手のフォームにも不安が有る。

クレイグ・キンブレル


ジョーダン・ジマーマン


デビッド・ロバートソン


後ろ脚の膝は突っ張ってもいけないが曲げるのもいけない。どちらも大腿四頭筋が効いてしまうからだ。膝は曲げずに、突っ張らずに緩める事が重要になる。

良い例も紹介しよう。

ウィルソン・ボルケス 0.20からのワインドアップモーション時の膝の緩みとハムストリングスの効いた足踏みに注目してほしい。