2015年4月20日月曜日

清宮幸太郎



 今話題になっている早実の1年生。確かにステップするときの後ろ脚の使い方、割れ方、重心移動のリズム、着地からバットが出るタイミング、ハンドリングの柔軟性、着地後に一泊の間を作る変化球の打ち方など、プロ顔負けの完成度である。

 が、敢えてここで予言したい。この打者は大した打者にはならない。もちろん、よほどの大きな変化が有れば別である。

 フォーム的には、これぞ日本式といった感じだ。巧さも有るので、このままプロでもやれてしまう。そこのところが逆に問題で、器用に出来てしまうためにハングリーさが湧いて来ないタイプだ。松井秀喜の高校時代の方がまだ伸びしろと魅力を感じた。

 今の打ち方のままでは「井の中の蛙」そのものである。もう一度、バッティングと言う物を根本的に1から学び直した方が良い。今のままでは上手く行っても日本球界で阿部(巨人)レベルの成績が限度だろう。メジャーでは厳しい。