ダンテ•ビシェットは主に90年代に活躍した打者ですが、ご覧に通り、パンチャーのオートマチックステップで、構えた所から一気にぶちかます感じを非常に良く体現していた打者です。こうした打者がどういう指導をするのか一度、聞いてみたいと思います。
2012年11月19日月曜日
ダンテ•ビシェットがロッキーズの打撃コーチに就任。
ダンテ•ビシェットは主に90年代に活躍した打者ですが、ご覧に通り、パンチャーのオートマチックステップで、構えた所から一気にぶちかます感じを非常に良く体現していた打者です。こうした打者がどういう指導をするのか一度、聞いてみたいと思います。
2012年11月16日金曜日
Who's Who(17)Josh Donaldson(ジョシュ•ドナルドソン)
This is the attractive player befitting a big leaguer.
これこそ、メジャーリーガーにふさわしい魅力的な選手だ。
これこそ、メジャーリーガーにふさわしい魅力的な選手だ。
2012年11月4日日曜日
中田翔
ラボにご来店頂いた方より「今年の中田は良い」と言われて見てみたのですが、確かに良いですね。今のNPBでMLBでもホームラン打者として通用するスイングと打球を見せる打者は中田の他に1人か2人いるかどうかと言うくらいでしょう。
構えの分類的にはこれだけグリップを身体の前に突き出していると言う事から、厳密にはヘッド入れ型に相当すると言えるでしょう。日本人に最も多いタイプです。そのため、脊柱が直立して、大腿四頭筋で体重を受け止めやすいバランスなのですが。。
素晴らしいのは見逃し方で、上の動画で、見逃す時にググッとホームベース方向にせり出していますね。これはハムストリングスが使えているため、身体を前(つまりホームベース方向)に運ぶ力が強いからで、こういう見逃し方をすると言う事は下半身が使えている事を表します。この見逃し方を日本人の右打者で久しぶりに見ました。
そして、前脚を挙げるタイミングがパンチャーらしく、比較的遅いのも良い。Aロッドと比べると早いですが、日本人としては割と遅い方でしょう。割れを作らず、上手く始動ポジションを形成しています。さらに前脚を挙げる時、後ろ脚の膝でクッションを取らず、良い意味で膝を固めて使えています。さらに、前脚が挙ったときの後ろ脚の形を見ると、膝が前に潰れすぎず、足首より股関節が背面側に位置する良い形を作れています。これなら確かにハムストリングスも使えるでしょう。
さらに前脚を挙げる時、無意識的にヒッチダウンが起きるのもパワーの有る中田ならではで、この辺は類い稀なる所です。そして何よりもこの打席では緩い球を前脚着地の瞬間あたりで一拍我慢して強打しているのが素晴らしい。
下の動画のスイングそして打球等は、まさにメジャーのそれですね。
もし、こういう日本人的な打ち方をしたいと言う方が読者の中にいるとすると、腸腰筋その場ステップなどで、出来るだけ骨盤が前傾した体型を維持する事が重要です。骨盤が後傾しやすい脊柱直立型のこのバランス、この構えのシルエットの中で少しでも骨盤の前傾位を保ち、ハムストリングスが使える状態を維持するためです。
中田翔にしても大腿四頭筋が緊張しやすい打ち方、構えを採用しているので、練習やトレーニングの中でそれを補う対策を立てて行く必要が有るでしょう。このケースの場合、スイングが小さくなってフォロースルーが手首を返したあたりで止まるようになってくると黄色信号です。
構えの分類的にはこれだけグリップを身体の前に突き出していると言う事から、厳密にはヘッド入れ型に相当すると言えるでしょう。日本人に最も多いタイプです。そのため、脊柱が直立して、大腿四頭筋で体重を受け止めやすいバランスなのですが。。
素晴らしいのは見逃し方で、上の動画で、見逃す時にググッとホームベース方向にせり出していますね。これはハムストリングスが使えているため、身体を前(つまりホームベース方向)に運ぶ力が強いからで、こういう見逃し方をすると言う事は下半身が使えている事を表します。この見逃し方を日本人の右打者で久しぶりに見ました。
そして、前脚を挙げるタイミングがパンチャーらしく、比較的遅いのも良い。Aロッドと比べると早いですが、日本人としては割と遅い方でしょう。割れを作らず、上手く始動ポジションを形成しています。さらに前脚を挙げる時、後ろ脚の膝でクッションを取らず、良い意味で膝を固めて使えています。さらに、前脚が挙ったときの後ろ脚の形を見ると、膝が前に潰れすぎず、足首より股関節が背面側に位置する良い形を作れています。これなら確かにハムストリングスも使えるでしょう。
さらに前脚を挙げる時、無意識的にヒッチダウンが起きるのもパワーの有る中田ならではで、この辺は類い稀なる所です。そして何よりもこの打席では緩い球を前脚着地の瞬間あたりで一拍我慢して強打しているのが素晴らしい。
下の動画のスイングそして打球等は、まさにメジャーのそれですね。
もし、こういう日本人的な打ち方をしたいと言う方が読者の中にいるとすると、腸腰筋その場ステップなどで、出来るだけ骨盤が前傾した体型を維持する事が重要です。骨盤が後傾しやすい脊柱直立型のこのバランス、この構えのシルエットの中で少しでも骨盤の前傾位を保ち、ハムストリングスが使える状態を維持するためです。
中田翔にしても大腿四頭筋が緊張しやすい打ち方、構えを採用しているので、練習やトレーニングの中でそれを補う対策を立てて行く必要が有るでしょう。このケースの場合、スイングが小さくなってフォロースルーが手首を返したあたりで止まるようになってくると黄色信号です。
2012年10月31日水曜日
天地無用
タマタマ英語の勉強をしていて初めて知ったのだが「天地無用」とは「天地逆さまにしてはいけない」と言う事らしい。今まで「天地どっとでも良い」と言う意味だと思っていた。今まで引っ越しのアルバイトを短期で何回かしたことが有るが、大丈夫だったのだろうか。「意味の解りにくい言葉のシールが貼ってあるから、とりあえず、このままの天地にしておこう」くらいの事は考えていた気がするが。
運送業の場合、間にいくつか倉庫等を通す事もあるだろうし、その中には学生のアルバイトや一日限りの派遣作業員もいるだろう。そういう中で「壊れ物注意」と書いてあっても不安なのに「天地無用」等と言うややこしいシールを貼る発送者や運送会社の気が知れない。というか開いた口が塞がらない。その点、英語の方が合理的「this side up」極めて解りやすい。
ところでワールドシリーズではセルジオ•ロモのスライダーが極めて有効に機能していた。この投手はシュート方向に曲がるツーシームも有るので、厄介である。
http://www.youtube.com/watch?v=kDcAPEBl8LE&feature=plcp
2012年10月23日火曜日
ジョー•ケリー
面白い投手が出てきました。今期MLBデビューした1988年生まれの若手です。
Joe Kelly 成績
ややアーム式なので肘が心配ですが、そのへんも含めてペドロ直系のフォロワーです。フォーム、投げている球などが如何にもパンチャーらしい。見た所少なくとも黒人系では無いようですが、そうした投手がペドロ的なフォームで投げているあたり、当然と言えば当然ですがペドロ•マルティネスが米球界に与えた影響は大きいと言う事でしょう。さらにペドロのフォームが人種に根ざしたものでは無い事の証明でもあります。
動画1 (速い球が動く動く。これぞパンチャーの変化球ですね。)
http://www.youtube.com/watch?v=nR-K5QQuTmc&feature=plcp
動画2 (1球目。速球の軌道がペドロ的です。0.38からのライザーは圧巻。)
http://www.youtube.com/watch?v=rtEG9ygfODA&feature=plcp
動画3 (0.37から、81マイルのパンチャーカーブ。)
http://www.youtube.com/watch?v=211lsBEeO0I&feature=plcp
動画4 シュートするファストボールが低めに決まる。
http://www.youtube.com/watch?v=ZLVpIfLUqd8&feature=plcp
ファイブツールファストボーラーですね。肘だけが心配ですが。
こちらはペドロ•マルティネス。
投球技術そのものも凄いですが、時代を先取りしていると言う意味でも凄いですね。
Joe Kelly 成績
ややアーム式なので肘が心配ですが、そのへんも含めてペドロ直系のフォロワーです。フォーム、投げている球などが如何にもパンチャーらしい。見た所少なくとも黒人系では無いようですが、そうした投手がペドロ的なフォームで投げているあたり、当然と言えば当然ですがペドロ•マルティネスが米球界に与えた影響は大きいと言う事でしょう。さらにペドロのフォームが人種に根ざしたものでは無い事の証明でもあります。
動画1 (速い球が動く動く。これぞパンチャーの変化球ですね。)
http://www.youtube.com/watch?v=nR-K5QQuTmc&feature=plcp
動画2 (1球目。速球の軌道がペドロ的です。0.38からのライザーは圧巻。)
http://www.youtube.com/watch?v=rtEG9ygfODA&feature=plcp
動画3 (0.37から、81マイルのパンチャーカーブ。)
http://www.youtube.com/watch?v=211lsBEeO0I&feature=plcp
動画4 シュートするファストボールが低めに決まる。
http://www.youtube.com/watch?v=ZLVpIfLUqd8&feature=plcp
ファイブツールファストボーラーですね。肘だけが心配ですが。
こちらはペドロ•マルティネス。
投球技術そのものも凄いですが、時代を先取りしていると言う意味でも凄いですね。
2012年10月22日月曜日
マイク•ピアザ
マイク•ピアザの打撃はセンセーショナルでした。構えた状態からテークバック無しでいきなり打つ事をこれだけ明確に体現した打者はいないでしょう。バッティング理論の既成概念をブチ壊した男。それがマイク•ピアザだと思っています。彼がキャッチャーで無ければボンズの次に凄い打者になったでしょう。ボンズもピアザの打撃は認めていました。
ピアザが活躍した90年代初頭から2000年代初頭にかけてが、最もオートマチックステップの打者が多く見られた時代でしょう。特に大物打者に多かったのが今との違いです。
ジェイソン•ジアンビ
フレッド•マグリフ
ホセ•カンセコ
ジェフ•バグウェル
マーク•マグワイア
ケン•グリフィーJr
2012年10月21日日曜日
ジェイソン•ワース
ジェイソン•ワースはオートマチックステップで打つ打者で、2009年には打率0.268の36HRを記録し、2010年には打率0.296の27HRを記録しています。以前より注目している打者の一人です。
まずはスイングを見てみましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=7yvYLXESALY&feature=relmfu
http://www.youtube.com/watch?v=RNfSn2hqRZk&feature=plcp
オートマチックステップなのだから当然と言えば当然ですがまず無駄が無い。その上でまずミートありきの両手振り抜き。如何にも勝負強そうな打者です。かつて阪神でオマリーと(私の中では)阪神最強助っ人コンビを組んでいたジェームズ•パチョレックを彷彿とさせます。
実際、Wikiによると、2008年のワールドシリーズでは本塁打を打ち、2009年のポストシーズンでは15試合で7本のホームランを打つなど、大舞台での強さを見せています。
また、1打席で何球投げさせたかを見る指標(pit/pa)においてはMLB通算を大きく上回り、2009年はMLB最高の数字を記録しています。
そのワースが、今年のポストシーズンで「らしさ」を見せてくれました。ナショナルズは既に敗退しましたが、カージナルスとのディビジョンシリーズ第4戦で、1対1の9回裏、今期18勝7敗を記録したカージナルスのランス•リンから13球粘ってサヨナラホームランを打ちました。
http://www.youtube.com/watch?v=OoJ2R308W3g&feature=plcp
まさに両手振り抜きのオートマチックステップの真骨頂とも言えるべきシーンです。2ストライク0ボールから粘っているのが凄いですね。
打席の映像を見ると、2ストライク取られてからはボール球に手を出さないように、出来るだけ長くボールを見ようと言う意識が感じられます。そしてファールはカットと言うよりも振り遅れのように見えますね。
どのような打法でも、引きつけようとすれば振り遅れが増えるのは当然ですが、そうなると、ファールも当然増えてきます。ですから、引きつける事が上手い打者ほど粘れるのでしょう。
この打席でのワースは、ボールをよく見ようとするあまり、体の回転が小さくなり、手だけで打ちに行っていますが、その事がファールの原因になっているのでしょう。これはカットとは違うと思います。そうやって粘っているうちに、前の球よりホンの少しだけ遅い球が真ん中より僅かに外より、しかもやや低めに来た。このコースだとむしろ腰の回転が小さい方が合いますし、1マイルの微妙な球速の遅さが、そのスイングにフィットしたのでしょう。タマタマとはさすがに言いませんが、そういう種々の条件が揃って、投げたボールと振ったバットがドンピシャで衝突した。そんな感じのホームランです。
こういう打者が自分が監督をしているチームに来たら。。打率2割8分のホームラン20本で良いから、安定して打ち続けてほしい。そして大事な所で打ってくれれば。そう思うでしょうね。ボンズの後の4番を打ってほしかった打者です。
まずはスイングを見てみましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=7yvYLXESALY&feature=relmfu
http://www.youtube.com/watch?v=RNfSn2hqRZk&feature=plcp
オートマチックステップなのだから当然と言えば当然ですがまず無駄が無い。その上でまずミートありきの両手振り抜き。如何にも勝負強そうな打者です。かつて阪神でオマリーと(私の中では)阪神最強助っ人コンビを組んでいたジェームズ•パチョレックを彷彿とさせます。
実際、Wikiによると、2008年のワールドシリーズでは本塁打を打ち、2009年のポストシーズンでは15試合で7本のホームランを打つなど、大舞台での強さを見せています。
また、1打席で何球投げさせたかを見る指標(pit/pa)においてはMLB通算を大きく上回り、2009年はMLB最高の数字を記録しています。
そのワースが、今年のポストシーズンで「らしさ」を見せてくれました。ナショナルズは既に敗退しましたが、カージナルスとのディビジョンシリーズ第4戦で、1対1の9回裏、今期18勝7敗を記録したカージナルスのランス•リンから13球粘ってサヨナラホームランを打ちました。
http://www.youtube.com/watch?v=OoJ2R308W3g&feature=plcp
まさに両手振り抜きのオートマチックステップの真骨頂とも言えるべきシーンです。2ストライク0ボールから粘っているのが凄いですね。
打席の映像を見ると、2ストライク取られてからはボール球に手を出さないように、出来るだけ長くボールを見ようと言う意識が感じられます。そしてファールはカットと言うよりも振り遅れのように見えますね。
どのような打法でも、引きつけようとすれば振り遅れが増えるのは当然ですが、そうなると、ファールも当然増えてきます。ですから、引きつける事が上手い打者ほど粘れるのでしょう。
この打席でのワースは、ボールをよく見ようとするあまり、体の回転が小さくなり、手だけで打ちに行っていますが、その事がファールの原因になっているのでしょう。これはカットとは違うと思います。そうやって粘っているうちに、前の球よりホンの少しだけ遅い球が真ん中より僅かに外より、しかもやや低めに来た。このコースだとむしろ腰の回転が小さい方が合いますし、1マイルの微妙な球速の遅さが、そのスイングにフィットしたのでしょう。タマタマとはさすがに言いませんが、そういう種々の条件が揃って、投げたボールと振ったバットがドンピシャで衝突した。そんな感じのホームランです。
こういう打者が自分が監督をしているチームに来たら。。打率2割8分のホームラン20本で良いから、安定して打ち続けてほしい。そして大事な所で打ってくれれば。そう思うでしょうね。ボンズの後の4番を打ってほしかった打者です。
2012年10月14日日曜日
MLBの現役パンチャー投手
もちろん、今のMLBでパンチャータイプの投手はいくらでもいますが、先にスインガータイプをカーブと言う切り口で見たので、その観点からも見ていきましょう。
力を抜いてスッポ抜くようなスインガーカーブと違い、パンチャーカーブはあくまでも腕を強振しながらボールを抜きます。典型的なパンチャーカーブを見てみましょう。
サンチャゴ•カシーラ
http://www.youtube.com/watch?v=4y4doMFdwao&feature=fvsr
このようにパンチャーのカーブは、球速がやや速く、鋭く曲がる(落ちる)のが特徴で一般的にはパワーカーブ、或はハードカーブと呼ばれています。
チャド•ビリングスリーもパンチャーカーブの名手です。
http://www.youtube.com/watch?v=F_IjL4nmlZI&feature=plcp
この動画の中に何球がカーブが有ります。スインガーとの投げ方、球筋の違いを見てください。
また、かつてシドニー五輪の代表として日本代表とも対戦したベン•シーツもパンチャーでカーブの名手です。
http://www.youtube.com/watch?v=umou5fVPuA0&feature=plcp
この投手はwikiにも有るように、ナショナルリーグの監督を対象としたアンケートでリーグ最高のカーブに選出されています。スインガー、パンチャーの枠を超えてカーブの名手と言う事です。そしてやはりwiki評でも「基本的にパワー系のカーブ」とありますね。動画の1球目のようなカーブなら充分、緩急の「緩」として使えるでしょう。
基本的にパンチャーはスインガーに比べて緩くて大きなカーブが苦手ですが、ビリングスリーやシーツは、スインガーに劣らない大きな弧を描くカーブを投げます。しかし二人ともややアーム気味で回転半径が大きくなる腕の振りをしているのが気になります。この辺がボールを減速させやすい要因なのかもしれません。
ジャスティン•バーランダーも印象とは裏腹によく見るとややアーム的なテークバックをするのですが、やはりパンチャーにしては大きなカーブを投げますね。ただ投げ方を見るとやはりパンチャーカーブだと解ります。下の動画に何球か70マイル台後半のカーブが有ります。
http://www.youtube.com/watch?v=B-brQB9PYRo&feature=plcp
しかし、パンチャータイプと言うのは基本的にジェイク•ピービーのように速い変化球を得意とするタイプが多いのです。下の動画の中に、まともなストレートは一球も有りません。
http://www.youtube.com/watch?v=2tg9inQrMw8&feature=plcp
力を抜いてスッポ抜くようなスインガーカーブと違い、パンチャーカーブはあくまでも腕を強振しながらボールを抜きます。典型的なパンチャーカーブを見てみましょう。
サンチャゴ•カシーラ
http://www.youtube.com/watch?v=4y4doMFdwao&feature=fvsr
このようにパンチャーのカーブは、球速がやや速く、鋭く曲がる(落ちる)のが特徴で一般的にはパワーカーブ、或はハードカーブと呼ばれています。
チャド•ビリングスリーもパンチャーカーブの名手です。
http://www.youtube.com/watch?v=F_IjL4nmlZI&feature=plcp
この動画の中に何球がカーブが有ります。スインガーとの投げ方、球筋の違いを見てください。
また、かつてシドニー五輪の代表として日本代表とも対戦したベン•シーツもパンチャーでカーブの名手です。
http://www.youtube.com/watch?v=umou5fVPuA0&feature=plcp
この投手はwikiにも有るように、ナショナルリーグの監督を対象としたアンケートでリーグ最高のカーブに選出されています。スインガー、パンチャーの枠を超えてカーブの名手と言う事です。そしてやはりwiki評でも「基本的にパワー系のカーブ」とありますね。動画の1球目のようなカーブなら充分、緩急の「緩」として使えるでしょう。
基本的にパンチャーはスインガーに比べて緩くて大きなカーブが苦手ですが、ビリングスリーやシーツは、スインガーに劣らない大きな弧を描くカーブを投げます。しかし二人ともややアーム気味で回転半径が大きくなる腕の振りをしているのが気になります。この辺がボールを減速させやすい要因なのかもしれません。
ジャスティン•バーランダーも印象とは裏腹によく見るとややアーム的なテークバックをするのですが、やはりパンチャーにしては大きなカーブを投げますね。ただ投げ方を見るとやはりパンチャーカーブだと解ります。下の動画に何球か70マイル台後半のカーブが有ります。
http://www.youtube.com/watch?v=B-brQB9PYRo&feature=plcp
しかし、パンチャータイプと言うのは基本的にジェイク•ピービーのように速い変化球を得意とするタイプが多いのです。下の動画の中に、まともなストレートは一球も有りません。
http://www.youtube.com/watch?v=2tg9inQrMw8&feature=plcp
2012年10月13日土曜日
MLBの現役スインガー投手
周知の通り、MLBの場合、打撃においてはパンチャータイプが圧倒的多数を占めています。現役で活躍しているスインガータイプはジョシュ•ハミルトンやジョー•マウアーなど、極少数の選手です。
相手投手にタイミングを合わせる必要の有る打撃においては、動作がシンプルなパンチャータイプが多数派となり得たのですが、相手にタイミングを合わせる必要の無いピッチングでは、以前多数のスインガータイプが活躍しています。見た感じでは7対3くらいでパンチャーが多いといった感じでしょうか。6対4にまではなっていないと思います。
もう一つの話題として、加速する道具が軽い方が、やはりパンチャー特有の「瞬発的な力発揮」には適しています。その意味では道具が元々軽いピッチングにおいては昔からパンチャータイプが結構いました。そういう意味では打撃ほど革命的な変化は起こっていないと言えるでしょう。
今回は、MLBで活躍する現役のスインガータイプの投手を挙げていきます。
ジオ•ゴンザレス(今期21勝でMLB最多)
近年の野球では珍しい、素直なストレートと大きくて緩いカーブのコントラストを武器にする古典的なタイプ。この投球スタイルはスインガーならでは。
CC•サバシア (ヤンキースの左のエース)
スライダーを武器にする比較的、近代的な投球スタイルのスインガー投手。後ろ脚の使い方が上手く、抜群の安定感を誇る。
ブレット•マイヤーズ
この投手も大きな弧を描くカーブが素晴らしい。
エドウィン•ジャクソン
中速〜高速系の変化球を投げる近代的なスインガータイプ。
バリー•ジト
今中慎二を彷彿とさせるスローカーブ&ストレートの組み立て。
ジョシュ•ベケット(今期ドジャースに移籍した元レッドソックスのエース)
カーブも良いが、速球を動かしたりもする近代的な投球スタイル。
アンディ•ペティット
今季も登板した大ベテラン。0.38あたりからのカーブはやはりスインガーらしい。彼を見ると、どうも元阪神の猪俣や井川を思い出してしまう。
http://www.youtube.com/watch?v=gxo4P4jtoog&feature=relmfu
コール•ハメルズ
球はそれほど速く見えないが、いわゆる腕が遅れて出て来るタイプで打ちにくいのでしょう。今期17勝。コンスタントに2ケタ勝利を続けている。
http://www.youtube.com/watch?v=QxnHPJ0H1-U&feature=plcp
リバン•ヘルナンデス
60マイル台のスローカーブを投げる右のスインガー。(0.30~)キャッチボールのような軽い投げ方で球速はあまり出ない。
http://www.youtube.com/watch?v=YEb3JTWdBZc&feature=plcp
ダルビッシュ•有
スインガータイプとしては非常に近代的なピッチングスタイルの投手。メカニクスはスインガーでピッチングスタイル(投球内容)はパンチャー的。ただ実際にはこのタイプのエース級が現在のMLBには割と多い。スインガー、パンチャーと言う枠組みを外して投球スタイルで論じれば、フェリックス•ヘルナンデス、ジャスティン•バーランダー、ジョシュ•ベケット等、現在のMLBにおける右のエース級の典型的なスタイルだろう。ダルビッシュ自身は1.40からの63マイルのスローカーブを見ると、明確にスインガーである事が解る。
http://www.youtube.com/watch?v=JL7IEpQ6kwQ
この他にも、断言しにくい例も含めると相当数のスインガー投手がいますが、とりあえずこれだけの投手を見ると、スインガーの特徴が少し見えて来ると思います。特に「カーブの球筋と、その投げ方」と言う切り口で見てください。
今季も登板した大ベテラン。0.38あたりからのカーブはやはりスインガーらしい。彼を見ると、どうも元阪神の猪俣や井川を思い出してしまう。
http://www.youtube.com/watch?v=gxo4P4jtoog&feature=relmfu
コール•ハメルズ
球はそれほど速く見えないが、いわゆる腕が遅れて出て来るタイプで打ちにくいのでしょう。今期17勝。コンスタントに2ケタ勝利を続けている。
http://www.youtube.com/watch?v=QxnHPJ0H1-U&feature=plcp
リバン•ヘルナンデス
60マイル台のスローカーブを投げる右のスインガー。(0.30~)キャッチボールのような軽い投げ方で球速はあまり出ない。
http://www.youtube.com/watch?v=YEb3JTWdBZc&feature=plcp
ダルビッシュ•有
スインガータイプとしては非常に近代的なピッチングスタイルの投手。メカニクスはスインガーでピッチングスタイル(投球内容)はパンチャー的。ただ実際にはこのタイプのエース級が現在のMLBには割と多い。スインガー、パンチャーと言う枠組みを外して投球スタイルで論じれば、フェリックス•ヘルナンデス、ジャスティン•バーランダー、ジョシュ•ベケット等、現在のMLBにおける右のエース級の典型的なスタイルだろう。ダルビッシュ自身は1.40からの63マイルのスローカーブを見ると、明確にスインガーである事が解る。
http://www.youtube.com/watch?v=JL7IEpQ6kwQ
この他にも、断言しにくい例も含めると相当数のスインガー投手がいますが、とりあえずこれだけの投手を見ると、スインガーの特徴が少し見えて来ると思います。特に「カーブの球筋と、その投げ方」と言う切り口で見てください。
2012年10月6日土曜日
2012年 MLBを振り返る 〜打撃編(1)〜
やはり何と言っても、最大の話題はミゲール•カブレラの三冠王ですが、これはMLBでは1967年のカール•ヤストレムスキー以来の事です。
一方、そのカブレラの「両リーグ三冠王」を阻止したのが打率0.336でMLBトップに立ったバスター•ポージーです。まずは、バスター•ポージーの活躍の理由を探って見ましょう。
1) バスター•ポージー
ジョシュ•ハミルトンやアンドリュー•マカッチェンがバットを肩に担いで腕の筋肉の緊張を防いでいたように、ポージーも腕の筋肉の緊張を防ぐための対策を取っています。
http://www.youtube.com/watch?v=pawn8BiU8NY&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=clTf1E_Byyc&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=CLyUK2Cw20A&feature=plcp
まず、低い位置でバットを垂直に立てると言う一番楽なバットの持ち方をして、そこから構えに持ち込みます。ポージーの構えは担ぎ気味の最も腕に負担のかかるタイプなのですが、面白いのは、構える直前にバットが水平を超えてヘッドがグリップより下になるまで倒している事です。
つまり、バットを寝かすと、グリップとヘッドの距離が空き、テコの原理でヘッドの重さが増幅されて感じられるのですが、そのヘッドの重さに抵抗するのを止めて、グリップよりヘッドが下になるくらいまでにバットを寝かす事で腕の負担を軽減させているわけです。こうすると、グリップとヘッドの距離が(水平の場合に比べると)短くなると言う利点も有ります。
そうしておいて、バットをトップの角度に持ち込むのは、ほとんど脚を挙げるのと同時で、ギリギリのタイミングまで楽な状態で待っています。ですから、腕の筋肉がリラックスした状態でスイング出来るのです。
では肝心のスイングを見てみましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=uXxZymTYttE&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=8GSfkmqZ18o&feature=plcp
スイング自体はヘッドの出が早く、上から被せるように出て来る典型的なパンチャーのスイングです。高めを打つのが如何にも上手そうですね。ただ脊柱が直立気味で膝が潰れており、大腿四頭筋が効いている構えですので、股関節の斜め回転が使いにくく、回転が水平面回転になりやすいぶん、回転半径が大きいアウトサイドイン系のスイングになると言うのが唯一の問題点です。また、この構え(脊柱直立)だと後ろ脚に体重が残りやすいので、前の膝も開きやすいですね。
このスイングにはそれらの特徴が良く出ています。バットが遠回りで出てくるので、回転半径が大きく無駄な力を使っている様がよくわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=0dE8U7qbYzs&feature=plcp
この選手にアドヴァイス出来るとすれば、腸腰筋その場ステップをかなりやる事で、このバランスの範疇で少しでも骨盤が前傾してハムストリングスが効いた状態を作って行くと言う事ですね。
もう一つ、良い所は「パンチャーの脚上げ型では脚を挙げるタイミングは遅い方が良い」と言う事を以前から書いてきましたが、この選手もまさにそうですね。脚を挙げるタイミングが遅い方が良い理由は二つで「早く脚を挙げると、地面反力で始動前に重心移動が始まってしまう」のが一つで、もう一つは「始動のタイミングがリリース後に設定出来ると言う脚上げ型の利点を活かすためには脚を挙げるタイミングも遅い方が良い」と言う事です。この点で成功している典型が三冠王を獲得したミゲール•カブレラです。ただ、このタイミングで脚を挙げるのは、タイミングのブレが命取りになりやすい面も有り、高度な技術では有ると思います。
ただ、ポージーのスイングが、ヘッドの出が早く非常にパンチャーらしいスイングになっているのは脚を挙げるタイミングが遅く、始動前の重心移動が起こりにくいため、ボトムハンドの引きが起こりにくいからです。
ポージーの打撃はパンチャーの要点を良く踏まえています。それは以下の二点です。
1) 脚を挙げるタイミングを遅く設定する
2)トップの角度に構える事による腕の筋肉の負担を防ぐ工夫をしている。
取り立てて他の打者よりスイングが速いとか、動体視力が良いとかは無くても、こうしたポイントで結果は変わると言う事ですね。
2)ブライス•ハーパー
次は高校時代から期待されて来た1992年生まれのMLB期待の新星、ブライス•ハーパーです。打率2割7分の22本塁打と素晴らしい数字を残しました。この選手は脚上げ型と、オートマチックステップもどきを併用しますが、このパターンはメジャーにも割と良く見られます。(デビッド•ライト、ショーン•ロドリゲス等)要はオートマチックステップに”気がついていない”場合に、そういう選択肢になるのでしょう。
脚上げ型 http://www.youtube.com/watch?v=VDO90w_kHU0&feature=plcp
オートマチックステップもどき http://www.youtube.com/watch?v=KYg9CmSqtks&feature=plcp
しかし、オートマチックステップもどきはノーステップの一種で正しい打撃メカニクスとしては成立していないので、ハーパーが本来のパワーを発揮出来るのはやはり脚上げ型においてでしょう。
因にこの選手は構えがポージーのような「トップ型」では無く、バットを顔の前を通して投手方向に入れる「ヘッド入れ型」なので、ヘッドの重さがトップ型よりも感じにくく、そのため、構えが多少長くなってもあまり問題にならないのです。
しかし、トップ型では無いので、肩甲骨のポジショニングが理想的になりにくく、その結果として脊柱のS字カーブも正しく形成されにくくなると言う問題が生じています。構えで腰椎が後湾気味(腰が丸まり気味)なのも、ヘッド入れ型だからです。
この選手の長所は、この動画(http://www.youtube.com/watch?v=KYg9CmSqtks&feature=plcp)の後半の横映しに見られるように、後ろ脚股関節の割れと絞りが素晴らしい点です。その上でヘッド入れ型によって腕の筋肉がリラックスされている。力強い下半身と柔らかい上半身がセットになって、それをアメリカ人アスリートの若者が実現すれば、これだけのパワーが発揮されると言う事ですね。何よりもスイングの躍動感が素晴らしい。これは筋肉がフレッシュな状態である事を意味しますが、両手振り抜きを基本としているのも、この躍動感をキープ出来ている理由ですね。非常に若さを感じさせると言うか、若さを武器に出来ているスイングです。
ただ、この選手で心配なのは「故障」です。まず腰椎が後湾した状態でこれだけ強く腰を回す事による腰痛の不安。これは阪神タイガースの掛布雅之に前例を見ます。氏もまた、腰椎が後湾した構えから、凄まじいスイングを繰り返していた故に晩年は腰痛に悩まされたと言うのは有名な話です。もう一つは、前脚の膝。先の動画の横映しに見られるように、オートマチックステップもどきで膝を内に入れた状態から着地した場合、その過度に閉じた前脚で回転を受けるため、前脚の膝には多大な負担がかかります。これらの不安要素が30代中盤を過ぎたあたりからどのように響いて来るか。それが気がかりです。
いや、それにしても凄いスイングです。20そこらの若者がこれだけのスイングをする。やはりメジャーは素晴らしいです。ハーパーのホームランを少し集めてみました。
http://www.youtube.com/watch?v=6taRMihkb90&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=hiPC2zC0IB0&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=OeLA1-QbXm0&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=wKIYXUG6wG4&feature=plcp
スイングに対する考え方に、非の打ち所がありません。
2012年9月2日日曜日
9月2日 雑記
(1)ブライス•ハーパー
http://www.youtube.com/watch?v=VDO90w_kHU0&feature=plcp
話題のルーキーが今期 0.256 15HR と堂々の成績を残していますが、凄いホームランですね。最後の方に横から映したシーンが有りますが、所謂「割れ」の動作が大きく「深いトップ」を作り出しています。この動作などは、今の一般的な技術論だと「素晴らしい割れ、深くて大きなトップ」としか説明しようの無いと言うか、そうした理論を説明する際の格好のサンプルとなるでしょう。
しかし、この大きな「テークバック」がパンチャーとして始動した結果、下半身が力を無意識下で発揮した事による動作だと言う事は、実際にパンチャーに取り組んでみなければ解らないと思います。理論でも説明出来ますが、この感覚は実践を伴った方がより理解しやすいでしょうね。
ハーパーのフォームでも始動ポジションで後ろ脚股関節が割れているから、このような強い力が発揮出来るのです。この力の強さ、それをバットに伝達するしなやかな上半身の使い方。この二つが有ればこそ、これだけの打撃が出来るのですが、ある意味、そうした下半身の力に頼った打ち方で、その意味では若さ故と言うか、筋肉の若さと言う武器を如何無く有効に使ったスイングと言えるでしょう。
似たような魅力を感じさせるのが今期売り出し中の、エドウィン•エンカーナシオンですね。
http://www.youtube.com/watch?v=k6Yp7IuoImE&feature=plcp
この打者も、始動時に下半身の力を強力に発揮しています。脚上げ型の場合、始動時の力が強いと(前脚が既にフリーフットになっているぶん)投手方向へ横に押し出す力が(上に突き上げるよりも)強くなり、いわゆる「大きなトップ」を作るような動きになりやすいのです。この「パンチャーで大きなトップを作る動作」と「スインガーで大きなトップを作る動作」の違いは、これは理論よりも見慣れると解ります。(勿論、解りにくい場合も有りますが)
しかし、ハーパーのような、所謂「重心移動で打つ」タイプのフォームの打者が、このように明確にパンチャータイプのスイングをしているのは非常に興味深いものがあります。下記動画の冒頭でハーパーがトップからインパクトまでを再現しているシーンが有りますが、パンチャーの特徴を良く捉えていますね。
http://www.youtube.com/watch?v=TdeYm8XhlS8&feature=plcp
しかし、今期のナショナルズは凄いチームです。ざっと有名所だけでも見ていきましょう。
打者
ライアン•ジマーマン
ジェイソン•ワース
マイケル•モース
ダニー•エスピノザ
ブライス•ハーパー
投手
ジオ•ゴンザレス
ステファン•ストラスバーグ
ジョーダン•ジマーマン
エドウィン•ジャクソン
タイラー•クリッパード
現在80勝52敗で地区首位と言うのもうなずけます。
http://www.youtube.com/watch?v=VDO90w_kHU0&feature=plcp
話題のルーキーが今期 0.256 15HR と堂々の成績を残していますが、凄いホームランですね。最後の方に横から映したシーンが有りますが、所謂「割れ」の動作が大きく「深いトップ」を作り出しています。この動作などは、今の一般的な技術論だと「素晴らしい割れ、深くて大きなトップ」としか説明しようの無いと言うか、そうした理論を説明する際の格好のサンプルとなるでしょう。
しかし、この大きな「テークバック」がパンチャーとして始動した結果、下半身が力を無意識下で発揮した事による動作だと言う事は、実際にパンチャーに取り組んでみなければ解らないと思います。理論でも説明出来ますが、この感覚は実践を伴った方がより理解しやすいでしょうね。
ハーパーのフォームでも始動ポジションで後ろ脚股関節が割れているから、このような強い力が発揮出来るのです。この力の強さ、それをバットに伝達するしなやかな上半身の使い方。この二つが有ればこそ、これだけの打撃が出来るのですが、ある意味、そうした下半身の力に頼った打ち方で、その意味では若さ故と言うか、筋肉の若さと言う武器を如何無く有効に使ったスイングと言えるでしょう。
似たような魅力を感じさせるのが今期売り出し中の、エドウィン•エンカーナシオンですね。
http://www.youtube.com/watch?v=k6Yp7IuoImE&feature=plcp
この打者も、始動時に下半身の力を強力に発揮しています。脚上げ型の場合、始動時の力が強いと(前脚が既にフリーフットになっているぶん)投手方向へ横に押し出す力が(上に突き上げるよりも)強くなり、いわゆる「大きなトップ」を作るような動きになりやすいのです。この「パンチャーで大きなトップを作る動作」と「スインガーで大きなトップを作る動作」の違いは、これは理論よりも見慣れると解ります。(勿論、解りにくい場合も有りますが)
しかし、ハーパーのような、所謂「重心移動で打つ」タイプのフォームの打者が、このように明確にパンチャータイプのスイングをしているのは非常に興味深いものがあります。下記動画の冒頭でハーパーがトップからインパクトまでを再現しているシーンが有りますが、パンチャーの特徴を良く捉えていますね。
http://www.youtube.com/watch?v=TdeYm8XhlS8&feature=plcp
しかし、今期のナショナルズは凄いチームです。ざっと有名所だけでも見ていきましょう。
打者
ライアン•ジマーマン
ジェイソン•ワース
マイケル•モース
ダニー•エスピノザ
ブライス•ハーパー
投手
ジオ•ゴンザレス
ステファン•ストラスバーグ
ジョーダン•ジマーマン
エドウィン•ジャクソン
タイラー•クリッパード
現在80勝52敗で地区首位と言うのもうなずけます。
2012年8月18日土曜日
8月18日 雑記
(1)http://baltimore.orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=456068
Miguel Gonzalez
今期メジャー初先発を果たした1984年生まれの右投げ右打ち。今期はこれまで5勝2敗の防御率3.38です。
投球シーン
http://www.youtube.com/watch?v=Yh3C5va19Zo&feature=plcp
骨盤が後傾して膝で体重を受け止めている点を除いては素晴らしいフォームです。ただ、その問題点が非常に大きいので、そこが気になります。
骨盤を後傾して前脚を挙げるメジャー式で多いのですが、脚を挙げる時に後ろ脚の膝まで曲がってしまう事です。こうなると、そこから重心が移動する時に膝が折れてしまい、膝で体重を受け止めるので大腿四頭筋が働きすぎて、ハムストリングスが充分に使えません。こうなると、前脚を降ろす時に骨盤も充分に前傾に戻らなくなります。ですから投げ終わった後の一塁への倒れ込みも、イマイチ躍動感とキレに欠けるのです。
ストレートを見ると93マイルくらいですが、印象的にスピンが効いた、所謂軽い球質のようです。日本人に多いタイプですね。
これは私の持論ですが、骨盤が前傾してハムストリングスが使えているタイプは重心移動、そこから身体を回転させる力が強いので、より体幹部、下半身の力でボールを押し出せるため、末節部に頼る割合が小さくなります。一方、骨盤が後傾して大腿四頭筋が効き過ぎている投手は、体幹部、下半身の力が使えないので、末節部の力に頼ります。そうなると、指でボールを切ってスピンをかける感じの投げ方になるので、スピンが効いた軽い球質になります。一方、ハムストリングスが使えている場合、スピンに頼らず、身体全体でボールを加速する感じになるので重い球質になります。
※)因に、骨盤の前傾、後傾、については、投げ方に起因する場合と体型に起因する場合があります。
その意味で言うとミゲール•ゴンザレスは球筋が綺麗な上に、球質が軽いタイプですから、この投球フォームで力押ししようとすると、特にメジャーでは長打をくらいやすいでしょう。ですから、動く速球を低めに集めるとか、緩急を使う等と言った技巧を磨く必要があります。(もちろん、フォーム修正をするのが理想ですが)
その意味で、お手本になるのがティム•ハドソンです。
上記リンクのwikiによると「ほとんど球が高めに来ない投手(イチロー)」と言うように、低めのボールを集めるのがハドソンの特徴です。
投球シーン
http://www.youtube.com/watch?v=8v1oPOs-JhE&feature=plcp
投球フォームはゴンザレスと同じく、骨盤が後傾した状態で膝が折れるのでハムストリングスが充分に使えないタイプです。それでも2011年までで通算181勝97敗の防御率3.40と言う素晴らしい成績を残している。
ミゲール•ゴンザレスが今のフォームで成功しようとするのなら、コントロール、変化球、緩急、等の技巧を重視する必要が有るでしょう。ただ、このタイプは見た目にいわゆる「キレの良い」速球が投げられますし、本人の感覚も球が走っているように感じるので、速球で押したくなる心境になるのだと思います。その辺が難しいところですね。実際、マイナーリーグや学生野球では本格派の速球投手として鳴らしたと思います。つまり、アマチュア時代に4番打者でも、プロに入ると技を磨く必要に迫られるタイプだと言う事です。ハドソンと同じスタイルとは言わないまでも、何等かの自分なりの色を打ち出して行く必要が有るでしょう。
その他の投球シーン
http://www.youtube.com/watch?v=lfqtScCQxdQ&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=jsnZMz7tyhY&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=CQWiG9ue2Gc&feature=plcp
現時点では緩急を使うのが上手い印象ですね。この腕の振りからの速球とチェンジアップの組み合わせは武器になりそうです。こういう引き出しを増やして行く事がこの投手には必要になると思います。
(2)http://baltimore.orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=489002
Steve Johnson
今期メジャーデビューした1987年生まれの右投げ右打ちの投手。
投球シーン
http://www.youtube.com/watch?v=wCLmWOmxKk8&feature=plcp
チャド•ビリングスリーに似た体型で右のパワーピッチャー的な路線を行こうとしているかのように見えます。確かにストレートもズドンと響くような良い球質に見えますが、球速がそれほどでもありません。
身体の使い方にはややロスが有りますね。この投手の場合、前脚を挙げるところまでは良いのですが、挙げた所で膝を畳んでいます。これをすると、降ろす時に骨盤を前傾させるのが難しくなります。恐らく、膝を曲げる時に前脚のハムストリングスが収縮するからでしょう。ハムストリングスは股関節伸展筋ですが、膝の屈曲も行い、さらに骨盤の後傾も股関節伸展の一種である事をわすれてはなりません。つまり、前脚ハムストリングスが収縮して骨盤を後傾した状態に保とうとするので、骨盤が前傾しにくくなると言う仮説です。
ジョンソンの場合は後ろ脚の膝を折っていないぶん、まだ良いのですが、それでもやはりいくぶん骨盤が後傾した状態で重心移動に入っています。テークバックで肘から挙る形が不十分なのも無関係では無いでしょう。
ただ、フォーム的にはボールがグラブの中に入った状態を長く保っている上に、膝を畳むぶん、良くも悪くもコンパクトにまとまっていますし、比較的無駄な動きも少ないので、むしろ制球を磨く事で伸びて行く可能性は有りますね。グレッグ•マダックスのスタイルをお手本にすると良いと思います。
その他の投球シーン
http://www.youtube.com/watch?v=W0BJqc8hTqw&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=LEhjyer9kUE&feature=plcp
因に下段の動画は最後の方に不鮮明ながらハイスピードカメラが有りますが、バックスピンでは無いように見えますね。そもそもピッチャーは自分の身体の正中線に向かって投げようとするのが基本で、そうすると投球腕の手の平も自分の身体の中心に向きます。その上で、人差し指より長い中指が最後までボールに残るので、少しボールの側面をスライダー気味にこするようにリリースするわけですから、ボールの回転がバックスピンになるのが基本だとは少し考えにくいですね。
Miguel Gonzalez
今期メジャー初先発を果たした1984年生まれの右投げ右打ち。今期はこれまで5勝2敗の防御率3.38です。
投球シーン
http://www.youtube.com/watch?v=Yh3C5va19Zo&feature=plcp
骨盤が後傾して膝で体重を受け止めている点を除いては素晴らしいフォームです。ただ、その問題点が非常に大きいので、そこが気になります。
骨盤を後傾して前脚を挙げるメジャー式で多いのですが、脚を挙げる時に後ろ脚の膝まで曲がってしまう事です。こうなると、そこから重心が移動する時に膝が折れてしまい、膝で体重を受け止めるので大腿四頭筋が働きすぎて、ハムストリングスが充分に使えません。こうなると、前脚を降ろす時に骨盤も充分に前傾に戻らなくなります。ですから投げ終わった後の一塁への倒れ込みも、イマイチ躍動感とキレに欠けるのです。
ストレートを見ると93マイルくらいですが、印象的にスピンが効いた、所謂軽い球質のようです。日本人に多いタイプですね。
これは私の持論ですが、骨盤が前傾してハムストリングスが使えているタイプは重心移動、そこから身体を回転させる力が強いので、より体幹部、下半身の力でボールを押し出せるため、末節部に頼る割合が小さくなります。一方、骨盤が後傾して大腿四頭筋が効き過ぎている投手は、体幹部、下半身の力が使えないので、末節部の力に頼ります。そうなると、指でボールを切ってスピンをかける感じの投げ方になるので、スピンが効いた軽い球質になります。一方、ハムストリングスが使えている場合、スピンに頼らず、身体全体でボールを加速する感じになるので重い球質になります。
※)因に、骨盤の前傾、後傾、については、投げ方に起因する場合と体型に起因する場合があります。
その意味で言うとミゲール•ゴンザレスは球筋が綺麗な上に、球質が軽いタイプですから、この投球フォームで力押ししようとすると、特にメジャーでは長打をくらいやすいでしょう。ですから、動く速球を低めに集めるとか、緩急を使う等と言った技巧を磨く必要があります。(もちろん、フォーム修正をするのが理想ですが)
その意味で、お手本になるのがティム•ハドソンです。
上記リンクのwikiによると「ほとんど球が高めに来ない投手(イチロー)」と言うように、低めのボールを集めるのがハドソンの特徴です。
投球シーン
http://www.youtube.com/watch?v=8v1oPOs-JhE&feature=plcp
投球フォームはゴンザレスと同じく、骨盤が後傾した状態で膝が折れるのでハムストリングスが充分に使えないタイプです。それでも2011年までで通算181勝97敗の防御率3.40と言う素晴らしい成績を残している。
ミゲール•ゴンザレスが今のフォームで成功しようとするのなら、コントロール、変化球、緩急、等の技巧を重視する必要が有るでしょう。ただ、このタイプは見た目にいわゆる「キレの良い」速球が投げられますし、本人の感覚も球が走っているように感じるので、速球で押したくなる心境になるのだと思います。その辺が難しいところですね。実際、マイナーリーグや学生野球では本格派の速球投手として鳴らしたと思います。つまり、アマチュア時代に4番打者でも、プロに入ると技を磨く必要に迫られるタイプだと言う事です。ハドソンと同じスタイルとは言わないまでも、何等かの自分なりの色を打ち出して行く必要が有るでしょう。
その他の投球シーン
http://www.youtube.com/watch?v=lfqtScCQxdQ&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=jsnZMz7tyhY&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=CQWiG9ue2Gc&feature=plcp
現時点では緩急を使うのが上手い印象ですね。この腕の振りからの速球とチェンジアップの組み合わせは武器になりそうです。こういう引き出しを増やして行く事がこの投手には必要になると思います。
(2)http://baltimore.orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=489002
Steve Johnson
今期メジャーデビューした1987年生まれの右投げ右打ちの投手。
投球シーン
http://www.youtube.com/watch?v=wCLmWOmxKk8&feature=plcp
チャド•ビリングスリーに似た体型で右のパワーピッチャー的な路線を行こうとしているかのように見えます。確かにストレートもズドンと響くような良い球質に見えますが、球速がそれほどでもありません。
身体の使い方にはややロスが有りますね。この投手の場合、前脚を挙げるところまでは良いのですが、挙げた所で膝を畳んでいます。これをすると、降ろす時に骨盤を前傾させるのが難しくなります。恐らく、膝を曲げる時に前脚のハムストリングスが収縮するからでしょう。ハムストリングスは股関節伸展筋ですが、膝の屈曲も行い、さらに骨盤の後傾も股関節伸展の一種である事をわすれてはなりません。つまり、前脚ハムストリングスが収縮して骨盤を後傾した状態に保とうとするので、骨盤が前傾しにくくなると言う仮説です。
ジョンソンの場合は後ろ脚の膝を折っていないぶん、まだ良いのですが、それでもやはりいくぶん骨盤が後傾した状態で重心移動に入っています。テークバックで肘から挙る形が不十分なのも無関係では無いでしょう。
ただ、フォーム的にはボールがグラブの中に入った状態を長く保っている上に、膝を畳むぶん、良くも悪くもコンパクトにまとまっていますし、比較的無駄な動きも少ないので、むしろ制球を磨く事で伸びて行く可能性は有りますね。グレッグ•マダックスのスタイルをお手本にすると良いと思います。
その他の投球シーン
http://www.youtube.com/watch?v=W0BJqc8hTqw&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=LEhjyer9kUE&feature=plcp
因に下段の動画は最後の方に不鮮明ながらハイスピードカメラが有りますが、バックスピンでは無いように見えますね。そもそもピッチャーは自分の身体の正中線に向かって投げようとするのが基本で、そうすると投球腕の手の平も自分の身体の中心に向きます。その上で、人差し指より長い中指が最後までボールに残るので、少しボールの側面をスライダー気味にこするようにリリースするわけですから、ボールの回転がバックスピンになるのが基本だとは少し考えにくいですね。
2012年8月13日月曜日
8月13日 雑記
(1)ジョニー•クエト
今シーズン、15勝6敗 防御率2.45と飛躍的な活躍を見せているジョニー•クエト。パンチャーらしいと言う事で以前から採り上げては来ましたが、まさかここまでの投手になるとは読めませんでした。
投球を見てみましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=e8gBcNPEZTw&feature=plcp
後ろ脚の膝を緩めた状態でトントンと踵で足踏みをしつつ前脚を挙げています。そして投げ終わった後は豪快に一塁側にターン&倒れ込みます。過剰に捻りが入る事を除けばラボで目指しているフォームに近いものがありますね。
また、スインガーの場合、身体の回転の後に腕が遅れてしなりながらヒュッと出て来る感じですが、クエトの場合、リリースに向かって身体全体がグーンと加速する感じもパンチャーらしさが良く出ています。
何よりもワインドアップで脚を挙げる時の後ろ脚の「骨で立ってる感」「ハムストリングスが使えている感」が素晴らしいです。ただこの骨盤が如何にも前傾した感じの体型ゆえにと言う部分ももちろんあるでしょう。捻る事によってロスしている部分は有りますが、後ろ脚のハムストリングスを使う事が非常に上手く出来ています。
投球内容的にはどのようなものなのでしょうか。まだじっくり見ていないので断言出来ませんが、動画を見る限りだと、低めに落ちるボールやチェンジアップを使ってる感じですね。
また、この投手の特徴的なのがストレートの球筋。藤川球児のようにバックスピン的な綺麗な球筋では有りません。軽く放物線を描いたり、浮き上がったりしています。0.45からの最後の二球に96マイルと95マイルのストレートが有ります。放物線を描き、失速しない。パンチャーの投手に多く見られるこの類のボールこそが手塚一志のジャイロボールでは無いかと私は見ているのですが。
今シーズン、15勝6敗 防御率2.45と飛躍的な活躍を見せているジョニー•クエト。パンチャーらしいと言う事で以前から採り上げては来ましたが、まさかここまでの投手になるとは読めませんでした。
投球を見てみましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=e8gBcNPEZTw&feature=plcp
後ろ脚の膝を緩めた状態でトントンと踵で足踏みをしつつ前脚を挙げています。そして投げ終わった後は豪快に一塁側にターン&倒れ込みます。過剰に捻りが入る事を除けばラボで目指しているフォームに近いものがありますね。
また、スインガーの場合、身体の回転の後に腕が遅れてしなりながらヒュッと出て来る感じですが、クエトの場合、リリースに向かって身体全体がグーンと加速する感じもパンチャーらしさが良く出ています。
何よりもワインドアップで脚を挙げる時の後ろ脚の「骨で立ってる感」「ハムストリングスが使えている感」が素晴らしいです。ただこの骨盤が如何にも前傾した感じの体型ゆえにと言う部分ももちろんあるでしょう。捻る事によってロスしている部分は有りますが、後ろ脚のハムストリングスを使う事が非常に上手く出来ています。
投球内容的にはどのようなものなのでしょうか。まだじっくり見ていないので断言出来ませんが、動画を見る限りだと、低めに落ちるボールやチェンジアップを使ってる感じですね。
また、この投手の特徴的なのがストレートの球筋。藤川球児のようにバックスピン的な綺麗な球筋では有りません。軽く放物線を描いたり、浮き上がったりしています。0.45からの最後の二球に96マイルと95マイルのストレートが有ります。放物線を描き、失速しない。パンチャーの投手に多く見られるこの類のボールこそが手塚一志のジャイロボールでは無いかと私は見ているのですが。
2012年8月12日日曜日
8月12日 雑記
(1)http://orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=592518
オリオールズの野手が終わったと思ったら、スーパールーキーが登場したようです。1992年生まれの若干20歳で、MLB公式サイトでは期待のルーキー100人の6位にランクされています。3Bとありますが、ショートやセカンドも守るようです。
メジャーデビュー2試合目で2本の本塁打を放ちました。現在3試合目で12打数4安打2本塁打の打点5。
フォームを見てみましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=bA1F9fJ_dE8
カッコいいですね。
脚上げ型のパンチャーで片手フォローと、最近の若者らしい打撃フォームです。あと5年くらいはこの手のフォームの新人が続々出て来るでしょう。ある意味、オートマチックステップ等はやや古典的に見える時代になるかもしれません。
しかし、その後は再び、動きの小さなフォームに回帰する時代が来ると信じています。投手の技術が挙る事でベースボールがウィッフルボール化すれば、おのずと打撃フォームから無駄が省かれて来るからです。
それまではブライス•ハーパーや、今回のマニー•マチャドのような派手系のフォームがMLBで幅を効かせる時代になると思います。
それでは、この派手系のフォームの意味する所はどこに有るのでしょうか。それは意外にもパンチャーのメカニズムがアメリカ球界に定着した事を意味すると考えています。
マチャドのフォームを派手に見せている要素は主に二つで一つ目が一本脚打法である事。二つ目が片手フォローである事。この二つです。
アメリカの打者が日本人のように脚を上げて後ろ脚に乗るようになったのはAロッド以降の事で、それまではあまりいなかったのです。(上げても後ろに乗らず、抜く感じだった)後ろ脚に乗せる事は言うまでも無く、脚上げ型パンチャーの始動ポジションを形成する事を意味しています。
また、この種の跳ね上げて止める片手フォローはパンチャー特有のもので、そのイメージがアマチュアプレーヤーの中にもかなり浸透して標準化していると言う事でしょう。
つまり、今はある意味、アメリカ球界でのパンチャー化が完了、かつ定着し、それを確認すると共に、各個人個人が応用で、独創的な色を出し始めたと言う時期だと言えるでしょう。その意味では(打撃フォーム的には)面白い時代が来ていると思います。しかし、パンチャー本来の長所を完全に活かすためには、その次のステップとして、ジェイソン•ジアンビやマーク•マグワイアが見せた無駄の無いフォームへの回帰が必要であると考えます。そしてメジャーリーグがそこに到達するのに、後5年〜10年はかかると言うのが私の読みです。
ただ、そこで難しいのは「無駄の無い」と言うのはイコール没個性化を意味するので、やはりその時代になっても、個性を表現しようとする選手は出て来るでしょうし、どのフォームが最も優れているかを純粋科学的に証明するのは不可能ですから、結局のところ画一化は実現しないでしょう。
話をマチャドに戻しましょう。
まず、この選手は身体が素晴らしい。身長188センチと申し分無く、手足が長過ぎない均整の取れた体型は野手向きだと言えるでしょう。また、動画を見ると、なで肩でもイカリ肩でも無く、肩のラインが前方にせり出して、胸が凹んで見える、骨盤前傾型の体型をしています。
http://www.youtube.com/watch?v=xQP6tHCuNxc&feature=plcp(0.16から)
http://www.youtube.com/watch?v=2TqMEsSx630&feature=plcp
この選手は間違い無く活躍出来るでしょう。
ただ、気になるのは耐久力で、前例を見ても片手フォロー(特に脚上げ型)は成績が下降するのが早いのです。
ホアン•ゴンザレス、フランク•トーマス、アレックス•ロドリゲス、マニー•ラミレス等、派手な片手フォローを取るタイプはある時期から成績を落とす傾向にあります。
この選手も30歳くらいまでは良く打つでしょうが、その後、どうなるか。一番、脂の乗って来る30代前半にどうなっているか。そこがポイントですね。
オリオールズの野手が終わったと思ったら、スーパールーキーが登場したようです。1992年生まれの若干20歳で、MLB公式サイトでは期待のルーキー100人の6位にランクされています。3Bとありますが、ショートやセカンドも守るようです。
メジャーデビュー2試合目で2本の本塁打を放ちました。現在3試合目で12打数4安打2本塁打の打点5。
フォームを見てみましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=bA1F9fJ_dE8
カッコいいですね。
脚上げ型のパンチャーで片手フォローと、最近の若者らしい打撃フォームです。あと5年くらいはこの手のフォームの新人が続々出て来るでしょう。ある意味、オートマチックステップ等はやや古典的に見える時代になるかもしれません。
しかし、その後は再び、動きの小さなフォームに回帰する時代が来ると信じています。投手の技術が挙る事でベースボールがウィッフルボール化すれば、おのずと打撃フォームから無駄が省かれて来るからです。
それまではブライス•ハーパーや、今回のマニー•マチャドのような派手系のフォームがMLBで幅を効かせる時代になると思います。
それでは、この派手系のフォームの意味する所はどこに有るのでしょうか。それは意外にもパンチャーのメカニズムがアメリカ球界に定着した事を意味すると考えています。
マチャドのフォームを派手に見せている要素は主に二つで一つ目が一本脚打法である事。二つ目が片手フォローである事。この二つです。
アメリカの打者が日本人のように脚を上げて後ろ脚に乗るようになったのはAロッド以降の事で、それまではあまりいなかったのです。(上げても後ろに乗らず、抜く感じだった)後ろ脚に乗せる事は言うまでも無く、脚上げ型パンチャーの始動ポジションを形成する事を意味しています。
また、この種の跳ね上げて止める片手フォローはパンチャー特有のもので、そのイメージがアマチュアプレーヤーの中にもかなり浸透して標準化していると言う事でしょう。
つまり、今はある意味、アメリカ球界でのパンチャー化が完了、かつ定着し、それを確認すると共に、各個人個人が応用で、独創的な色を出し始めたと言う時期だと言えるでしょう。その意味では(打撃フォーム的には)面白い時代が来ていると思います。しかし、パンチャー本来の長所を完全に活かすためには、その次のステップとして、ジェイソン•ジアンビやマーク•マグワイアが見せた無駄の無いフォームへの回帰が必要であると考えます。そしてメジャーリーグがそこに到達するのに、後5年〜10年はかかると言うのが私の読みです。
ただ、そこで難しいのは「無駄の無い」と言うのはイコール没個性化を意味するので、やはりその時代になっても、個性を表現しようとする選手は出て来るでしょうし、どのフォームが最も優れているかを純粋科学的に証明するのは不可能ですから、結局のところ画一化は実現しないでしょう。
話をマチャドに戻しましょう。
まず、この選手は身体が素晴らしい。身長188センチと申し分無く、手足が長過ぎない均整の取れた体型は野手向きだと言えるでしょう。また、動画を見ると、なで肩でもイカリ肩でも無く、肩のラインが前方にせり出して、胸が凹んで見える、骨盤前傾型の体型をしています。
http://www.youtube.com/watch?v=xQP6tHCuNxc&feature=plcp(0.16から)
http://www.youtube.com/watch?v=2TqMEsSx630&feature=plcp
この選手は間違い無く活躍出来るでしょう。
ただ、気になるのは耐久力で、前例を見ても片手フォロー(特に脚上げ型)は成績が下降するのが早いのです。
ホアン•ゴンザレス、フランク•トーマス、アレックス•ロドリゲス、マニー•ラミレス等、派手な片手フォローを取るタイプはある時期から成績を落とす傾向にあります。
この選手も30歳くらいまでは良く打つでしょうが、その後、どうなるか。一番、脂の乗って来る30代前半にどうなっているか。そこがポイントですね。
2012年8月5日日曜日
8月5日 雑記
(1)http://baltimore.orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=502154
ZACH BRITTON
1987年生まれ 左投げ左打ち メジャー通算12勝12敗 防御率5.00
http://www.youtube.com/watch?v=Hk_pESDnaAs&feature=plcp
左投手はカーブ、スライダー方向に曲がる球しか無い場合が良く見られますが、この投手はスクリューボールの方向に微妙に動きながら落ちる球が有りますね。ウィキを見るとシンカーを投げると書いてあるので、それだと思います。
大きなカーブが有っても良さそうな投げ方ですが、無いのが惜しいですね。この投げ方だと78マイルくらいの大きなカーブが投げられそうですが。
フォーム的には腕を下に降ろした状態から始動するパンチャーでしょう。そのため、重心移動の最初に、身体をセンター方向に傾ける動作をやや強調します。今季の方がらしさが出ています。
http://www.youtube.com/watch?v=fxRzu90cdgk&feature=plcp
投げ終わった後に、ポンッと両脚で弾むように着地していますが、これはこのタイプの始動ポジションを形成するパンチャーの特徴で、右投げですがマイク•ムッシーナがそうでした。このポンッと着地するのが小気味良い方が良いフォームです。
マイク•ムッシーナ(ヤンキース)先発試合
http://www.youtube.com/watch?v=WqqOZoMnscE&feature=fvsr
ただ、ブリットンの場合、脚を上げる時に腕を引き上げる動作が大きいので、やや上半身の筋肉が勝ってしまい、下半身の力をロスしているぶん、最後の動作が小気味良くなりにくいのが問題点です。私がコーチだとしたら、脚を上げるときに腕を上げる動きを無くす事によってフィニッシュの小気味良さが出る方向にフォーム改善を計って行くと思います。ただ、この種のフォームは腕を下げるぶん、クイックが遅くなるというか難しくなるでしょう。
この動画の1.05〜クイックモーション。基本的にあまりクイックはやらないようです。
http://www.youtube.com/watch?v=KCPb9OB0cIw&feature=plcp
今期は4試合で1勝1敗 防御率8.35とふるいません。前述のフォーム改造に加えて、大きくて緩いカーブを憶えて緩急の差をもっと大きくすれば良いと思うのですが。パンチャーとは言え、このタイプのフォームは遅いカーブを投げるのには適しています。
ZACH BRITTON
1987年生まれ 左投げ左打ち メジャー通算12勝12敗 防御率5.00
http://www.youtube.com/watch?v=Hk_pESDnaAs&feature=plcp
左投手はカーブ、スライダー方向に曲がる球しか無い場合が良く見られますが、この投手はスクリューボールの方向に微妙に動きながら落ちる球が有りますね。ウィキを見るとシンカーを投げると書いてあるので、それだと思います。
大きなカーブが有っても良さそうな投げ方ですが、無いのが惜しいですね。この投げ方だと78マイルくらいの大きなカーブが投げられそうですが。
フォーム的には腕を下に降ろした状態から始動するパンチャーでしょう。そのため、重心移動の最初に、身体をセンター方向に傾ける動作をやや強調します。今季の方がらしさが出ています。
http://www.youtube.com/watch?v=fxRzu90cdgk&feature=plcp
投げ終わった後に、ポンッと両脚で弾むように着地していますが、これはこのタイプの始動ポジションを形成するパンチャーの特徴で、右投げですがマイク•ムッシーナがそうでした。このポンッと着地するのが小気味良い方が良いフォームです。
マイク•ムッシーナ(ヤンキース)先発試合
http://www.youtube.com/watch?v=WqqOZoMnscE&feature=fvsr
ただ、ブリットンの場合、脚を上げる時に腕を引き上げる動作が大きいので、やや上半身の筋肉が勝ってしまい、下半身の力をロスしているぶん、最後の動作が小気味良くなりにくいのが問題点です。私がコーチだとしたら、脚を上げるときに腕を上げる動きを無くす事によってフィニッシュの小気味良さが出る方向にフォーム改善を計って行くと思います。ただ、この種のフォームは腕を下げるぶん、クイックが遅くなるというか難しくなるでしょう。
この動画の1.05〜クイックモーション。基本的にあまりクイックはやらないようです。
http://www.youtube.com/watch?v=KCPb9OB0cIw&feature=plcp
今期は4試合で1勝1敗 防御率8.35とふるいません。前述のフォーム改造に加えて、大きくて緩いカーブを憶えて緩急の差をもっと大きくすれば良いと思うのですが。パンチャーとは言え、このタイプのフォームは遅いカーブを投げるのには適しています。
2012年8月4日土曜日
8月4日 雑記
(1)http://ja.wikipedia.org/wiki/ニック・マーケイキス
Nick Markakis
3割20本前後を安定して打ち続ける1983年生まれの中堅どころの外野手。右翼の外野守備も高く評価されているオリオールズの中心選手。
http://www.youtube.com/watch?v=NtcWpEo7yjY&feature=plcp
バッティングはご覧の通り、スインガーとパンチャーの微妙な所を突いており、以前から分類に悩んで来た打者の一人です。
http://www.youtube.com/watch?v=aT72z7yA7tQ&feature=plcp
この動画終盤の横からの映像を見ると、パンチャーと見て間違い無いでしょう。始動時の下半身の力も有るし、トップハンドの動作も、パンチャーのものです。
今年はまだ、構えがパンチャーらしいので解りやすいのですが、去年まではスインガー的な構えだったので、なおさら分類が難しかったのです。2011年の動画を見てみましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=xlEyyqakuEQ&feature=plcp(横有り)
http://www.youtube.com/watch?v=-s20TqfAH7k&feature=plcp (横有り)
http://www.youtube.com/watch?v=Jf_1GxS0xeo&feature=plcp(今期の構えに近い 横有り)
守備
http://www.youtube.com/watch?v=gDse9DjCWH0&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=ylYp0fxRxrk&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=PpV-nO5AOjU&feature=plcp
因に今期はこれまで打率0.289 の 10本塁打 また例年並の数字を残すでしょう。
これでオリオールズ40人枠の野手(ポジションプレーヤー)については紹介し終えましたので、ここで一度、ベストメンバーを考えてみましょう。
1番 サード ウィルソン•ベテミー 右打席 左打席
2番 レフト ハビアー•エイブリー
3番 ファースト クリス•デービス
4番 センター アダム•ジョーンズ
5番 キャッチャー マット•ウィータース 右打席 左打席
6番 ライト ニック•マーケイキス
7番 ショート JJ•ハーディー
8番 DH ジム•トーミ(対右投手) ノーラン•ライモルド(対左投手)
9番 セカンド ロバート•アンディーノ
どうでしょう。かなりの重量打線になったと思います。ただ全体にボワーンとした大きなスイングの打者が多いので、大味な野球になりそうだなと言う印象が有りますね。
(2)ライアン•ボーグルソン
2007年と2008年に阪神で活躍したライアン•ボーグルソンがメジャーで活躍しています。今季は9勝5敗の防御率2.38で、防御率においてはメジャー全体で3位につけています。
そこで、動画を見てみると、凄いライジングファストボールを投げています。(0.10から)
http://www.youtube.com/watch?v=iHSLs-T2c8A&feature=plcp
メジャーの打者がこの高さの球を振る事は普通なら無いでしょうから、相当浮き上がっているのでしょう。投げ終わった後の後ろ脚の動作を見ると、他の球種より前に出て行かない事から、恐らく投げ上げているのではと思います。つまり意図的に投げていると思われるのです。
Nick Markakis
3割20本前後を安定して打ち続ける1983年生まれの中堅どころの外野手。右翼の外野守備も高く評価されているオリオールズの中心選手。
http://www.youtube.com/watch?v=NtcWpEo7yjY&feature=plcp
バッティングはご覧の通り、スインガーとパンチャーの微妙な所を突いており、以前から分類に悩んで来た打者の一人です。
http://www.youtube.com/watch?v=aT72z7yA7tQ&feature=plcp
この動画終盤の横からの映像を見ると、パンチャーと見て間違い無いでしょう。始動時の下半身の力も有るし、トップハンドの動作も、パンチャーのものです。
今年はまだ、構えがパンチャーらしいので解りやすいのですが、去年まではスインガー的な構えだったので、なおさら分類が難しかったのです。2011年の動画を見てみましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=xlEyyqakuEQ&feature=plcp(横有り)
http://www.youtube.com/watch?v=-s20TqfAH7k&feature=plcp (横有り)
http://www.youtube.com/watch?v=Jf_1GxS0xeo&feature=plcp(今期の構えに近い 横有り)
守備
http://www.youtube.com/watch?v=gDse9DjCWH0&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=ylYp0fxRxrk&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=PpV-nO5AOjU&feature=plcp
因に今期はこれまで打率0.289 の 10本塁打 また例年並の数字を残すでしょう。
これでオリオールズ40人枠の野手(ポジションプレーヤー)については紹介し終えましたので、ここで一度、ベストメンバーを考えてみましょう。
1番 サード ウィルソン•ベテミー 右打席 左打席
2番 レフト ハビアー•エイブリー
3番 ファースト クリス•デービス
4番 センター アダム•ジョーンズ
5番 キャッチャー マット•ウィータース 右打席 左打席
6番 ライト ニック•マーケイキス
7番 ショート JJ•ハーディー
8番 DH ジム•トーミ(対右投手) ノーラン•ライモルド(対左投手)
9番 セカンド ロバート•アンディーノ
どうでしょう。かなりの重量打線になったと思います。ただ全体にボワーンとした大きなスイングの打者が多いので、大味な野球になりそうだなと言う印象が有りますね。
(2)ライアン•ボーグルソン
2007年と2008年に阪神で活躍したライアン•ボーグルソンがメジャーで活躍しています。今季は9勝5敗の防御率2.38で、防御率においてはメジャー全体で3位につけています。
そこで、動画を見てみると、凄いライジングファストボールを投げています。(0.10から)
http://www.youtube.com/watch?v=iHSLs-T2c8A&feature=plcp
メジャーの打者がこの高さの球を振る事は普通なら無いでしょうから、相当浮き上がっているのでしょう。投げ終わった後の後ろ脚の動作を見ると、他の球種より前に出て行かない事から、恐らく投げ上げているのではと思います。つまり意図的に投げていると思われるのです。
2012年8月2日木曜日
8月3日 雑記
(1)投手の基本はアウトコース低めストレートと書きましたが、打者にとっての基本はインハイの速球とアウトローに落ちる変化球を打ちこなす事でしょう。その理由は以下の通りです。
(a)インハイとアウトローはホームベース方向に傾いた打者の体軸に直交するスイング軌道に内包されている。
(b)インハイには最も素早くバットヘッドを出す必要が有る。それゆえ、インハイは速球が最も難しい。一方、アウトローは最も開きを我慢して引きつける必要が有る。それゆえアウトローの遅い球は最も引きつける必要が有るコースと言える。(因に低めは高めより腰の回転が小さくなる。)
(c)インハイに素早くヘッドを出せる自信がある場合、ボールを良く引きつけてから打つ事が出来るので、そのぶんアウトローの緩い変化球も打ちやすい。インハイに素早くヘッドを出せる自信が無い場合、早めに身体を開いて打ちに行く必要があるため、アウトローの緩い球も打ちにくくなる。
(d)タイミングを外されてもアウトローの緩い球を打てるスイングの柔軟性が有れば、速球にタイミングを合わせて思い切って打ちに行ける。その場合、インハイの速球も打ちやすくなる。タイミングを外された時に緩い変化球に対応出来るだけのスイングの柔軟性が無い場合、思い切って速球に合わせて打ちに行く事が出来ないのでインハイの速球も打ちにくくなる。
これらの事から、まず打者としてはインハイの速球とアウトローの緩い変化球を打てるように練習する必要が有ります。これらのボールが打てるスイングであれば、インロー、アウトハイもストライクゾーンであれば打てるはずです。
また、練習する場合、インハイ速球とアウトロー遅球は出来るだけ交互に打った方が良いでしょう。なぜならインハイ速球とアウトロー遅球は究極の緩急でもあり、緩と急は交互に見ると双方がより際立って感じられるからです。
私が野球部の監督なら、以下のように練習します。インハイ速球についてはタオルを丸めたボールを利用して至近距離で打ちます。一方アウトロー遅球については通常のフリー打撃の要領でふんわりした球を投げて、それを打ちます。この練習を二カ所で同時に行い、3~5スイングで交互に回します。打者と球拾いの野手には気持ちよく打てる練習では無い事をあらかじめ伝えておく必要が有ります。
ただ、この練習の難点は、ある程度ボール球でも手を出した方が練習になると言う点です。(練習効率も良い)そのため、補完メニューとして実戦形式の打撃練習が必要になります。(ストライクボールの見極めをつけるため)
(2)http://baltimore.orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=217915
Lew Ford
オリオールズシリーズ再開します。1976年生まれの右投げ右打ち外野手。今期MLB初ヒットを記録したオールドルーキー。
http://www.youtube.com/watch?v=V3-z6o83Ct4&feature=plcp
一種の二段ステップでしょうか。かなり始動のタイミングが遅いのが面白いです。
守備も結構上手いように見えるのですが。。
http://www.youtube.com/watch?v=2ik5aBVeoP4&feature=plcp
(3)http://baltimore.orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=542897
Xavier Avery
1990年生まれの若者。今期デビューで90打数21安打 打率0.233 本塁打1 盗塁6
中々良い選手だと思います。気迫が感じられるし、難しい球に対応する反射神経が良い。始動時の後ろ脚の力が使えていて、グリップはリラックス出来る位置に有るので、実戦的には無理の無い打ち方です。ただ、これから「上手さ」がどれだけ出て来るかと言う事が大きな課題になるでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=DZl_XNvv8fQ&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=AH6Gxa9LfmM&feature=plcp
ホームランを流し打ちで打っているのも期待出来ます。
http://www.youtube.com/watch?v=gqJPGnN31CM&feature=plcp
高めの打ち方も上手いですね。両手振り抜きならではの高め打ちです。
http://www.youtube.com/watch?v=9T-2LyhEpGM&feature=plcp
バッティングの「打ち方の作戦」的にはエドウィン•エンカーナシオンと似ていますね。上半身は形よりも楽な位置においておき、リラックスした状態から一気に振り抜く事を重視したスイングです。
http://www.youtube.com/watch?v=Ylt-etdKJaQ&feature=plcp
スイング的にはカーティス•グランダーソンにも少し似ています。
http://www.youtube.com/watch?v=Dd_sjReBbnM&feature=plcp
こういった先例を見ると、成功する可能性は充分有ります。日本人にはいない感じの左打者なので、MLBの先例を見て予測しなければ解りにくいでしょう。
この守備、この肩の強さも魅力的です。21 安打 四死球11で 6盗塁と俊足も光ります。
http://www.youtube.com/watch?v=2FnkT-ROa2o&feature=plcp
この選手は非常に魅力的ですね。こういう選手を使わない手は有りません。オリオールズは今期地区二位と善戦しており、勝敗を度外視して使う事が難しい状況なので、24試合と出場試合数が少ないのでしょう。
(a)インハイとアウトローはホームベース方向に傾いた打者の体軸に直交するスイング軌道に内包されている。
(b)インハイには最も素早くバットヘッドを出す必要が有る。それゆえ、インハイは速球が最も難しい。一方、アウトローは最も開きを我慢して引きつける必要が有る。それゆえアウトローの遅い球は最も引きつける必要が有るコースと言える。(因に低めは高めより腰の回転が小さくなる。)
(c)インハイに素早くヘッドを出せる自信がある場合、ボールを良く引きつけてから打つ事が出来るので、そのぶんアウトローの緩い変化球も打ちやすい。インハイに素早くヘッドを出せる自信が無い場合、早めに身体を開いて打ちに行く必要があるため、アウトローの緩い球も打ちにくくなる。
(d)タイミングを外されてもアウトローの緩い球を打てるスイングの柔軟性が有れば、速球にタイミングを合わせて思い切って打ちに行ける。その場合、インハイの速球も打ちやすくなる。タイミングを外された時に緩い変化球に対応出来るだけのスイングの柔軟性が無い場合、思い切って速球に合わせて打ちに行く事が出来ないのでインハイの速球も打ちにくくなる。
これらの事から、まず打者としてはインハイの速球とアウトローの緩い変化球を打てるように練習する必要が有ります。これらのボールが打てるスイングであれば、インロー、アウトハイもストライクゾーンであれば打てるはずです。
また、練習する場合、インハイ速球とアウトロー遅球は出来るだけ交互に打った方が良いでしょう。なぜならインハイ速球とアウトロー遅球は究極の緩急でもあり、緩と急は交互に見ると双方がより際立って感じられるからです。
私が野球部の監督なら、以下のように練習します。インハイ速球についてはタオルを丸めたボールを利用して至近距離で打ちます。一方アウトロー遅球については通常のフリー打撃の要領でふんわりした球を投げて、それを打ちます。この練習を二カ所で同時に行い、3~5スイングで交互に回します。打者と球拾いの野手には気持ちよく打てる練習では無い事をあらかじめ伝えておく必要が有ります。
ただ、この練習の難点は、ある程度ボール球でも手を出した方が練習になると言う点です。(練習効率も良い)そのため、補完メニューとして実戦形式の打撃練習が必要になります。(ストライクボールの見極めをつけるため)
(2)http://baltimore.orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=217915
Lew Ford
オリオールズシリーズ再開します。1976年生まれの右投げ右打ち外野手。今期MLB初ヒットを記録したオールドルーキー。
http://www.youtube.com/watch?v=V3-z6o83Ct4&feature=plcp
一種の二段ステップでしょうか。かなり始動のタイミングが遅いのが面白いです。
守備も結構上手いように見えるのですが。。
http://www.youtube.com/watch?v=2ik5aBVeoP4&feature=plcp
(3)http://baltimore.orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=542897
Xavier Avery
1990年生まれの若者。今期デビューで90打数21安打 打率0.233 本塁打1 盗塁6
中々良い選手だと思います。気迫が感じられるし、難しい球に対応する反射神経が良い。始動時の後ろ脚の力が使えていて、グリップはリラックス出来る位置に有るので、実戦的には無理の無い打ち方です。ただ、これから「上手さ」がどれだけ出て来るかと言う事が大きな課題になるでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=DZl_XNvv8fQ&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=AH6Gxa9LfmM&feature=plcp
ホームランを流し打ちで打っているのも期待出来ます。
http://www.youtube.com/watch?v=gqJPGnN31CM&feature=plcp
高めの打ち方も上手いですね。両手振り抜きならではの高め打ちです。
http://www.youtube.com/watch?v=9T-2LyhEpGM&feature=plcp
バッティングの「打ち方の作戦」的にはエドウィン•エンカーナシオンと似ていますね。上半身は形よりも楽な位置においておき、リラックスした状態から一気に振り抜く事を重視したスイングです。
http://www.youtube.com/watch?v=Ylt-etdKJaQ&feature=plcp
スイング的にはカーティス•グランダーソンにも少し似ています。
http://www.youtube.com/watch?v=Dd_sjReBbnM&feature=plcp
こういった先例を見ると、成功する可能性は充分有ります。日本人にはいない感じの左打者なので、MLBの先例を見て予測しなければ解りにくいでしょう。
この守備、この肩の強さも魅力的です。21 安打 四死球11で 6盗塁と俊足も光ります。
http://www.youtube.com/watch?v=2FnkT-ROa2o&feature=plcp
この選手は非常に魅力的ですね。こういう選手を使わない手は有りません。オリオールズは今期地区二位と善戦しており、勝敗を度外視して使う事が難しい状況なので、24試合と出場試合数が少ないのでしょう。
2012年7月30日月曜日
7月30日雑記
(1)http://www.youtube.com/watch?v=aWO9kaaltdc&feature=plcp
外角低めのストレートが投手の基本だと言われますが、上の動画の一球目はその意味を良く表しています。キンブレルの外角低めの速球に、デビッド•ライトが空振りしています。
外角低めを打とうとすると、打者の顔の向きが置きティーに近くなります。そのため、投手方向を向いた場合と比べると腰が回りにくく、手打ちになりやすいので外角低めは飛ばないのです。動画でも、ライトは手打ちになって、バットの加速が効かず、空振りをしています。
基本的に対角線の配球はインハイの速球とアウトローに落ちる変化球と言う考えが強いと思います。なぜなら、インハイは最も素早くバットを出す必要の有るコースですし、アウトローに落ちる変化球は最も(肩を開かないで)引きつける必要が有るコースだからです。
しかし、インハイとアウトローの対角線は、(スイング中にホームベース方向に傾いた)打者の体軸と直交するスイング軌道に内包されているため、究極的には打者の技術力によって対応する事が可能な対角線なのです。
実際、インハイの速球やアウトローの緩い変化球が打てない場合、それは技術的な問題と見なされます。しかし、インローやアウトハイが打てないと言うのはあまり技術的な弱点とは見なされにくい傾向が有ります。
むしろインローはアウトステップ気味に開きながら打つ打者が強いイメージがありますし、アウトハイもクローズドスタンスでドアスイングの右打者が引っ張ってショートの方向にライナーを打つイメージが有ります。つまり、これらのコースはある意味変則的な打法の方が打ちやすいかもしれないのです。
もちろん、インローもヘッドが上手く落ちて行かないスイングでは打ちにくいですし、アウトハイも身体の軸が傾き過ぎのゴルフ的な軌道だと打ちにくくなります。
しかしアウトローの速球だけは理論上、技術力が有っても打ちにくい事には代わりが無いのです。(もちろん、生半可な速球では打たれるでしょうが)
アウトローの速球は、流しにかかろうとすると肩が回らず手打ちになりますし、かといって強引に巻き込もうとすると、目切りが早くなります。結局はどうやっても打ちにくいのです。
さらに右投手が右打者に投げる外角低めは最もリリースを遅く設定出来るため球に力が込めやすいですし、打者に当てる心配が無いぶん、思い切って腕が振れると言う好条件が揃っているのです。インコースだと内に外れるとデッドボールになりますし、外に外れると最も危険なボールになるため、投手にとっては非常に投げにくいコースになるでしょう。一方アウトローだと、低め故に打球が挙りにくいので、一発長打の心配が薄れる事も、投手を大胆にさせる一因です。つまり、それだけ腕を思い切り振れるので球も走りやすいわけです。
こういった事からアウトローが投手の基本だと言われているのです。ブレーブスの投手コーチとして有名だったレオ•マゾーニーが外角低めの重要性を説いていたせいか、キンブレルの他にもジャイア•ジャージェンスやデレック•ロウなどブレーブスの投手には低めの速球を重視するタイプが多いイメージが有ります。
ではバッターは外角低めの速球を打つ練習をすれば良いのかと言うとこれが疑問で、そもそも良いスイングが出来ない故に難しい球なので、そこばかり練習しているとスイングを崩す可能性すら有ります。
このように外角低めの速球は投手にとっては最大の武器になりますし打者にとっては克服する事が難しい弱点となります。
ただ付け加えなければならない事としては、それはあくまでも高いレベルでの野球での話しだと言う事です。つまり、打者の技術論としては、一般にはやはりインハイの速球を詰まらずに打つ事は難しいですし、アウトローに落ちる緩い球を引きつけて打ち返す事は難しいのです。一方、生半可なアウトローの速球なら、それらに比べると腕が伸びる分、インハイのように詰まる心配が無いですし、速球なので緩い球のようにタメる必要も無いため、まだマシなのです。
ですから「アウトロー速球絶対理論」は投手の球が遅くても成り立ちませんし、打者がインハイや緩い変化球に弱点を抱えていても成り立ちません。ある意味、投手が究極、打者が究極と言う究極vs究極の中でこそ際立つのが「アウトロー速球絶対理論」だと言えるでしょう。
動画では右投手の豪腕最強クローザーが右の最強打者に外角低めのストレートを投じて空振りにしとめると言う「アウトロー速球絶対理論」の真骨頂が表現されています。しかもカウントは3ボール2ストライク。フルカウントからでもこのコースにこの球を投げる自信が有ればかなり精神的に優位に立てるでしょう。「困ったときのアウトロー速球頼み」が出来る訳ですから。
外角低めのストレートが投手の基本だと言われますが、上の動画の一球目はその意味を良く表しています。キンブレルの外角低めの速球に、デビッド•ライトが空振りしています。
外角低めを打とうとすると、打者の顔の向きが置きティーに近くなります。そのため、投手方向を向いた場合と比べると腰が回りにくく、手打ちになりやすいので外角低めは飛ばないのです。動画でも、ライトは手打ちになって、バットの加速が効かず、空振りをしています。
基本的に対角線の配球はインハイの速球とアウトローに落ちる変化球と言う考えが強いと思います。なぜなら、インハイは最も素早くバットを出す必要の有るコースですし、アウトローに落ちる変化球は最も(肩を開かないで)引きつける必要が有るコースだからです。
しかし、インハイとアウトローの対角線は、(スイング中にホームベース方向に傾いた)打者の体軸と直交するスイング軌道に内包されているため、究極的には打者の技術力によって対応する事が可能な対角線なのです。
実際、インハイの速球やアウトローの緩い変化球が打てない場合、それは技術的な問題と見なされます。しかし、インローやアウトハイが打てないと言うのはあまり技術的な弱点とは見なされにくい傾向が有ります。
むしろインローはアウトステップ気味に開きながら打つ打者が強いイメージがありますし、アウトハイもクローズドスタンスでドアスイングの右打者が引っ張ってショートの方向にライナーを打つイメージが有ります。つまり、これらのコースはある意味変則的な打法の方が打ちやすいかもしれないのです。
もちろん、インローもヘッドが上手く落ちて行かないスイングでは打ちにくいですし、アウトハイも身体の軸が傾き過ぎのゴルフ的な軌道だと打ちにくくなります。
しかしアウトローの速球だけは理論上、技術力が有っても打ちにくい事には代わりが無いのです。(もちろん、生半可な速球では打たれるでしょうが)
アウトローの速球は、流しにかかろうとすると肩が回らず手打ちになりますし、かといって強引に巻き込もうとすると、目切りが早くなります。結局はどうやっても打ちにくいのです。
さらに右投手が右打者に投げる外角低めは最もリリースを遅く設定出来るため球に力が込めやすいですし、打者に当てる心配が無いぶん、思い切って腕が振れると言う好条件が揃っているのです。インコースだと内に外れるとデッドボールになりますし、外に外れると最も危険なボールになるため、投手にとっては非常に投げにくいコースになるでしょう。一方アウトローだと、低め故に打球が挙りにくいので、一発長打の心配が薄れる事も、投手を大胆にさせる一因です。つまり、それだけ腕を思い切り振れるので球も走りやすいわけです。
こういった事からアウトローが投手の基本だと言われているのです。ブレーブスの投手コーチとして有名だったレオ•マゾーニーが外角低めの重要性を説いていたせいか、キンブレルの他にもジャイア•ジャージェンスやデレック•ロウなどブレーブスの投手には低めの速球を重視するタイプが多いイメージが有ります。
ではバッターは外角低めの速球を打つ練習をすれば良いのかと言うとこれが疑問で、そもそも良いスイングが出来ない故に難しい球なので、そこばかり練習しているとスイングを崩す可能性すら有ります。
このように外角低めの速球は投手にとっては最大の武器になりますし打者にとっては克服する事が難しい弱点となります。
ただ付け加えなければならない事としては、それはあくまでも高いレベルでの野球での話しだと言う事です。つまり、打者の技術論としては、一般にはやはりインハイの速球を詰まらずに打つ事は難しいですし、アウトローに落ちる緩い球を引きつけて打ち返す事は難しいのです。一方、生半可なアウトローの速球なら、それらに比べると腕が伸びる分、インハイのように詰まる心配が無いですし、速球なので緩い球のようにタメる必要も無いため、まだマシなのです。
ですから「アウトロー速球絶対理論」は投手の球が遅くても成り立ちませんし、打者がインハイや緩い変化球に弱点を抱えていても成り立ちません。ある意味、投手が究極、打者が究極と言う究極vs究極の中でこそ際立つのが「アウトロー速球絶対理論」だと言えるでしょう。
動画では右投手の豪腕最強クローザーが右の最強打者に外角低めのストレートを投じて空振りにしとめると言う「アウトロー速球絶対理論」の真骨頂が表現されています。しかもカウントは3ボール2ストライク。フルカウントからでもこのコースにこの球を投げる自信が有ればかなり精神的に優位に立てるでしょう。「困ったときのアウトロー速球頼み」が出来る訳ですから。
2012年7月26日木曜日
7月26日 雑記
(1)子供は腸腰筋その場ステップが上手い。
ここのところ、子供を見る機会が続いているのですが、子供は腸腰筋その場ステップが大人に比べて上手くなります。私より既に上手くなっている子等もいます。前に「合格レベルで出来るようになった人がいない」と書きましたが、子供では既に何人かが合格レベルに達しています。
七類誠一朗の「黒人リズム感の秘密」にも、子供の方が吸収が早いような事が書いてありました。実際、子供がダンスしている動画で凄く上手いと言うか、腸腰筋やハムストリングスが使えてそうな動きになっているものを見た事が有ります。
そういうトレーニングを積んで高校生くらいになった時、どういう骨格肉付きになっているか、どういう選手になっているのかと言うのは非常に楽しみです。
ここのところ、子供を見る機会が続いているのですが、子供は腸腰筋その場ステップが大人に比べて上手くなります。私より既に上手くなっている子等もいます。前に「合格レベルで出来るようになった人がいない」と書きましたが、子供では既に何人かが合格レベルに達しています。
七類誠一朗の「黒人リズム感の秘密」にも、子供の方が吸収が早いような事が書いてありました。実際、子供がダンスしている動画で凄く上手いと言うか、腸腰筋やハムストリングスが使えてそうな動きになっているものを見た事が有ります。
そういうトレーニングを積んで高校生くらいになった時、どういう骨格肉付きになっているか、どういう選手になっているのかと言うのは非常に楽しみです。
2012年7月21日土曜日
7月21日 雑記
(1)http://baltimore.orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=435560
OMAR QUINTANILLA
今期途中からオリオールズに加入 1981年生まれ 右投げ左打ち ショートストップ
MLB通算 592打数 129安打 打率0.218 3本塁打
http://www.youtube.com/watch?v=iZu8r0EsuQ0&feature=plcp
二段ステップのパンチャーですね。
http://www.youtube.com/watch?v=7cg4XVHlSv0&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=ROxd6CpfqB8&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=3o1YQnoFygI
まぁしかし、529回のうち、129回ヒットを打つのは立派です。まずはそういう見方をしてあげることが大事だと思います。2割5分と3割は数字的には少しの差なのです。しかし、それで印象的には全然違います。その差は何なのでしょうか。考え方、選球眼、身体能力、メカニクス、戦術、などなど。
ただ、その中で私が独自に提唱したいのが「ボールがミートポイントに来た時に、そこにバットを出せている能力」です。まぁ、とりたててそのためのメソッドとか理論があるわけでは無いので話半分で聞いてほしいのですが。
引退間近のベテランでスイングが遅くても、ヒットを打つ選手がいます。そうかと思えば素晴らしいスイングをしているのに打てない若手もいます。ベテランだと、スイングは遅くても、ボールがミートポイントに来た時、ちゃっかりとそこにバットを出せているイメージが有ります。そういう選手のスイングからは、何と言うか「素振り臭」が無いんですね。素振りを否定するわけでは無いのですが、これはもうボールを打つ経験の豊富さが、そうさせているのでしょう。それに対して若手の場合、打席の中で素振りをしているようなスイングの選手がいます。
ただ、このキンタニヤの場合、どちらかと言うと「ボールがミートポイントに来た時に、そこにバットを出せている能力」が高そうなスイングなので、チャンスさえあれば、そこそこ打ちそうな気がしますが。これまでのメジャーキャリアでシーズン最高出場試合は81試合です。
因にマイナー通算は2269打数694安打 打率0.306です。これは良い数字です。
因にこれは守備の動画。
http://www.youtube.com/watch?v=riPfYZAgvhg&feature=plcp
恐らく日本のアマチュアだと正面で捕れと言われるのでは無いでしょうか。しかしゲッツーの場合、逆シングルの方がスピーディーで有利でしょう。スコアも有るかもしれません。5対0で勝っている9回表のノーアウト。
(2)http://baltimore.orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=448602
マーク•レイノルズ
この選手は凄い一発屋ですね。過去4年の数字を見てみましょう。
2008 ave 0.239 hr 28
2009 ave 0.260 hr 44
2010 ave 0.198 hr 32
2011 ave 0.221 hr 37
打率0.198でホームラン32本と言うのが凄いですね。1983年生まれの右投げ右打ち3塁手。しかし使えば一年間に30本打つと言うのは、魅力的と言えば魅力的です。こういう選手の場合、どういう場面で打つかが非常に重要でしょう。
スイングは片手フォローです。
http://www.youtube.com/watch?v=0AX9CWCWbRE&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=QaWvXbxz8nw&feature=plcp
ただ、この選手の片手フォローは無理に腕を伸ばそうとかフォローを大きく取ろうと言う意思があまり感じられないので、その意味ではまだ良いとは思いますが、やはりこれだけ片手で振る感じを徹底してしまうと、大味にはなるでしょう。
インハイは割といい感じで打ってますね。
http://www.youtube.com/watch?v=LjHudVKRurw&feature=plcp
この選手が良いのは、大腿四頭筋で体重を受け止めていないので比較的ハムストリングスが上手く使え、重心移動が充分に起きて、そのことにより体幹部前面の筋肉を引き伸ばせている点です。下の動画を見ても膝を内に絞る感じは無く、重心移動が充分である事が解ります。
http://www.youtube.com/watch?v=nd84AEimvV0&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=XGN_ulYuw5M&feature=plcp
この動画の後半にハイスピードが有りますが、ボトムハンドの手の平が上を向くのが早い(ボトムハンドの手首が返るのが早い)のが解ると思います。これは「ボトムハンドが死んだ」状態で、ボトムハンドが死んでしまうとボールに力を加える事はおろか、ヘッドが返るのでミートする事も出来ません。ボトムハンドが生きている限り、ミートも出来ますし、ボールに力も加わります。良いスイングとはボトムハンドが長く生きているスイングです。そのためには両手で振り抜く事が重要なのです。一見、理屈的に矛盾しているようですが、相手は人間の身体なので、そんなに単純な理屈で説明出来るものでは有りません。現実には、手首を返す働きのあるトップハンドを握ったまま振り抜いて、自然に任せて手首を返した方が、ボトムハンドは長く生きてくれるのです。
また、レイノルズは、ボトムハンドで引いているのでウィリングハムに比べると背中が丸まる感じが弱く、両腕を強く投手方向に伸ばせていない事も解ります。これらは片手フォローの特徴で、それゆえ両手で振り抜く事が大事なのです。
ウィリングハムとレイノルズでは明らかにレイノルズの方が「フォローが大きく見えるスイング」であり、解説者も「グッドエクステンション(良い腕の伸び)」だと言っています。しかしボールに力を加える「実質的フォロースルー」はウィリングハムの方が大きいのです。ですから見た目フォローが小さくてスイングがコンパクトに見える事は気にする必要は無いのです。それ以外に気にするべき事がいくらでもあるからです。
(3)http://baltimore.orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=400140
WILSON BETEMIT(ウィルソン•ベテミー)
1981年生まれ 右投げ両打ち 3塁手
メジャー通算 打率0.267 本塁打73
この選手は前にも書きましたが、不覚にもスイッチヒッターと言う事に気がつかなかったのでもう一度書きます。(本当なら、メジャーの打者を見慣れていると、片方を見ただけでスイッチかなと、ピンと来ないといけません。)
この選手の分類がまた難しいのです。構えから左はパンチャーだろうと決めつけて見てましたが、どうでしょう。恐らくスインガーだと思います。上半身の構えが完全にパンチャーなので、肘を張っているぶん、トップハンドが効きやすく、紛らわしくなっているパターンだと思います。肘を張っていると、少し骨盤が回転しただけでタスキラインが引き伸ばされるのでトップハンドが効きやすくなるのです。(スインガーの場合、理想的にはタスキラインの筋収縮によるトップハンドの押しは使いません。)
このスイングがスインガーとも思いにくいのですが。。
http://www.youtube.com/watch?v=LgHQfebcaJ8&feature=plcp
では右はどうなのかと言うと、これまた難しい。
http://www.youtube.com/watch?v=d0FNS13Qzp8&feature=plcp
しかし、2011年のスイング(左)を見ると。。
http://www.youtube.com/watch?v=-jbuyDog4hU&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=7e0dJmZf2BI&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=05uukC1MOKU&feature=plcp
これらはスインガーでしょう。まぁスイングを変えたとも考えられるのですが。。
ただ2012年でも、これなどはスインガーっぽいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=N6REUL2egBM&feature=plcp
この動画、後半のハイスピードを見ると、少なくともこの時点では左はスインガーですね。どうやって見分けるかは長くなるので書けませんが。http://www.youtube.com/watch?v=WFi3zWjgGK0&feature=plcp
この動画後半の横スローを見ても、スインガーでしょうね。「引きが強いパンチャー」ではなさそうです。実速で見ても、腰の回転でスイングしてる感が有ります。
http://www.youtube.com/watch?v=aupQ4JFN4xg&feature=plcp
この動画の横スローもスインガーに見えます。
http://www.youtube.com/watch?v=LkAv9GqUytw&feature=plcp
結局は「引きが強いパンチャー」なのか「押しが強いスインガー」なのか。そこが難しいのですが、或は、本人の中で区別がついておらず、その中間をさまよっている場合もあります。
この打者のスイングはパッと見、ライアン•ハワードを彷彿とさせます。
ウィルソン•ベテミー(ハイスピードあり)
http://www.youtube.com/watch?v=ZLjKnpOePTA&feature=plcp
ライアン•ハワード(横映しあり)
http://www.youtube.com/watch?v=egdL7J5cVXk&feature=plcp
ただ、パンチャーの場合、ハワードのようにフォロースルーで後ろ脚に体重が戻り、腕を前に伸ばそうとするときに生じる後ろ向きの反作用を後ろ脚で支えます。
しかし、ベテミーのスイングにはそれが無い。。
http://www.youtube.com/watch?v=aupQ4JFN4xg&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=LkAv9GqUytw&feature=plcp
しかし、これは難しいです。ただ、本質的にはスインガーでは無いかと思うと言うのが今のところの見解ですね。下の動画の4本のヒットを見ても、スインガーの線が濃厚です。
http://www.youtube.com/watch?v=QdH0zdb_RlE&feature=plcp
では右はどうかと言うと、これもまた難しいのです。スイッチヒッターは基本的に使い分けると判別が難しくなる傾向が有ります。一人の人間の身体でスインガーとパンチャーを両立させようとするからゴッチャになると言うのが解りやすい説明です。
http://www.youtube.com/watch?v=UwiLM1daBsA&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=oCkaJn9b9_M&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=co9sG9Et22c&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=d0FNS13Qzp8&feature=plcp
左と比べて大きく違うのが、右の方が構えたところから素っ気なくバットが出て来ると言う事です。それに比べて左の方は、ステップして回転してバットが出ると言う手順が有るように見えます。しかし右は、そういうのは無しにとにかくいきなりバットを出して振ってるように見えます。つまり右は本質的にはパンチャーでは無いかと思います。
この、パンチャーにしてはダラーンとした感じのスイングはスイッチヒッターの右に良く見られるのです。カルロス•ベルトランやホセ•レイエスもそうです。このように、分類の作業にはこういった「判例」も役に立つのです。
カルロス•ベルトラン
http://www.youtube.com/watch?v=kuLKgxE9lFo&feature=plcp
ホセ•レイエス
http://www.youtube.com/watch?v=jpHwZrb8064&feature=plcp
最終的な判断としては、ウィルソン•ベテミーはスイッチヒッターの使い分けタイプでは無いかと言う事です。
ただ、もちろん、ベテミーがどういうタイプかと言う事が重要なのでは有りません。こうした分類作業により、双方のメカニズムがより浮き彫りになって来る事に大きな意味が有るのです。
ところで何故分類が難しくなったのか、もう一度整理しておきます。
左「肘を張って構えているのでトップハンドが効く」
右「一気に力を発揮する瞬発力の感じが希薄(スイッチの右には多い)」
これは引っかけ問題的な難しさですね。
OMAR QUINTANILLA
今期途中からオリオールズに加入 1981年生まれ 右投げ左打ち ショートストップ
MLB通算 592打数 129安打 打率0.218 3本塁打
http://www.youtube.com/watch?v=iZu8r0EsuQ0&feature=plcp
二段ステップのパンチャーですね。
http://www.youtube.com/watch?v=7cg4XVHlSv0&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=ROxd6CpfqB8&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=3o1YQnoFygI
まぁしかし、529回のうち、129回ヒットを打つのは立派です。まずはそういう見方をしてあげることが大事だと思います。2割5分と3割は数字的には少しの差なのです。しかし、それで印象的には全然違います。その差は何なのでしょうか。考え方、選球眼、身体能力、メカニクス、戦術、などなど。
ただ、その中で私が独自に提唱したいのが「ボールがミートポイントに来た時に、そこにバットを出せている能力」です。まぁ、とりたててそのためのメソッドとか理論があるわけでは無いので話半分で聞いてほしいのですが。
引退間近のベテランでスイングが遅くても、ヒットを打つ選手がいます。そうかと思えば素晴らしいスイングをしているのに打てない若手もいます。ベテランだと、スイングは遅くても、ボールがミートポイントに来た時、ちゃっかりとそこにバットを出せているイメージが有ります。そういう選手のスイングからは、何と言うか「素振り臭」が無いんですね。素振りを否定するわけでは無いのですが、これはもうボールを打つ経験の豊富さが、そうさせているのでしょう。それに対して若手の場合、打席の中で素振りをしているようなスイングの選手がいます。
ただ、このキンタニヤの場合、どちらかと言うと「ボールがミートポイントに来た時に、そこにバットを出せている能力」が高そうなスイングなので、チャンスさえあれば、そこそこ打ちそうな気がしますが。これまでのメジャーキャリアでシーズン最高出場試合は81試合です。
因にマイナー通算は2269打数694安打 打率0.306です。これは良い数字です。
因にこれは守備の動画。
http://www.youtube.com/watch?v=riPfYZAgvhg&feature=plcp
恐らく日本のアマチュアだと正面で捕れと言われるのでは無いでしょうか。しかしゲッツーの場合、逆シングルの方がスピーディーで有利でしょう。スコアも有るかもしれません。5対0で勝っている9回表のノーアウト。
(2)http://baltimore.orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=448602
マーク•レイノルズ
この選手は凄い一発屋ですね。過去4年の数字を見てみましょう。
2008 ave 0.239 hr 28
2009 ave 0.260 hr 44
2010 ave 0.198 hr 32
2011 ave 0.221 hr 37
打率0.198でホームラン32本と言うのが凄いですね。1983年生まれの右投げ右打ち3塁手。しかし使えば一年間に30本打つと言うのは、魅力的と言えば魅力的です。こういう選手の場合、どういう場面で打つかが非常に重要でしょう。
スイングは片手フォローです。
http://www.youtube.com/watch?v=0AX9CWCWbRE&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=QaWvXbxz8nw&feature=plcp
ただ、この選手の片手フォローは無理に腕を伸ばそうとかフォローを大きく取ろうと言う意思があまり感じられないので、その意味ではまだ良いとは思いますが、やはりこれだけ片手で振る感じを徹底してしまうと、大味にはなるでしょう。
インハイは割といい感じで打ってますね。
http://www.youtube.com/watch?v=LjHudVKRurw&feature=plcp
この選手が良いのは、大腿四頭筋で体重を受け止めていないので比較的ハムストリングスが上手く使え、重心移動が充分に起きて、そのことにより体幹部前面の筋肉を引き伸ばせている点です。下の動画を見ても膝を内に絞る感じは無く、重心移動が充分である事が解ります。
http://www.youtube.com/watch?v=nd84AEimvV0&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=XGN_ulYuw5M&feature=plcp
この動画の後半にハイスピードが有りますが、ボトムハンドの手の平が上を向くのが早い(ボトムハンドの手首が返るのが早い)のが解ると思います。これは「ボトムハンドが死んだ」状態で、ボトムハンドが死んでしまうとボールに力を加える事はおろか、ヘッドが返るのでミートする事も出来ません。ボトムハンドが生きている限り、ミートも出来ますし、ボールに力も加わります。良いスイングとはボトムハンドが長く生きているスイングです。そのためには両手で振り抜く事が重要なのです。一見、理屈的に矛盾しているようですが、相手は人間の身体なので、そんなに単純な理屈で説明出来るものでは有りません。現実には、手首を返す働きのあるトップハンドを握ったまま振り抜いて、自然に任せて手首を返した方が、ボトムハンドは長く生きてくれるのです。
また、レイノルズは、ボトムハンドで引いているのでウィリングハムに比べると背中が丸まる感じが弱く、両腕を強く投手方向に伸ばせていない事も解ります。これらは片手フォローの特徴で、それゆえ両手で振り抜く事が大事なのです。
ウィリングハムとレイノルズでは明らかにレイノルズの方が「フォローが大きく見えるスイング」であり、解説者も「グッドエクステンション(良い腕の伸び)」だと言っています。しかしボールに力を加える「実質的フォロースルー」はウィリングハムの方が大きいのです。ですから見た目フォローが小さくてスイングがコンパクトに見える事は気にする必要は無いのです。それ以外に気にするべき事がいくらでもあるからです。
(3)http://baltimore.orioles.mlb.com/team/player.jsp?player_id=400140
WILSON BETEMIT(ウィルソン•ベテミー)
1981年生まれ 右投げ両打ち 3塁手
メジャー通算 打率0.267 本塁打73
この選手は前にも書きましたが、不覚にもスイッチヒッターと言う事に気がつかなかったのでもう一度書きます。(本当なら、メジャーの打者を見慣れていると、片方を見ただけでスイッチかなと、ピンと来ないといけません。)
この選手の分類がまた難しいのです。構えから左はパンチャーだろうと決めつけて見てましたが、どうでしょう。恐らくスインガーだと思います。上半身の構えが完全にパンチャーなので、肘を張っているぶん、トップハンドが効きやすく、紛らわしくなっているパターンだと思います。肘を張っていると、少し骨盤が回転しただけでタスキラインが引き伸ばされるのでトップハンドが効きやすくなるのです。(スインガーの場合、理想的にはタスキラインの筋収縮によるトップハンドの押しは使いません。)
このスイングがスインガーとも思いにくいのですが。。
http://www.youtube.com/watch?v=LgHQfebcaJ8&feature=plcp
では右はどうなのかと言うと、これまた難しい。
http://www.youtube.com/watch?v=d0FNS13Qzp8&feature=plcp
しかし、2011年のスイング(左)を見ると。。
http://www.youtube.com/watch?v=-jbuyDog4hU&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=7e0dJmZf2BI&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=05uukC1MOKU&feature=plcp
これらはスインガーでしょう。まぁスイングを変えたとも考えられるのですが。。
ただ2012年でも、これなどはスインガーっぽいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=N6REUL2egBM&feature=plcp
この動画、後半のハイスピードを見ると、少なくともこの時点では左はスインガーですね。どうやって見分けるかは長くなるので書けませんが。http://www.youtube.com/watch?v=WFi3zWjgGK0&feature=plcp
この動画後半の横スローを見ても、スインガーでしょうね。「引きが強いパンチャー」ではなさそうです。実速で見ても、腰の回転でスイングしてる感が有ります。
http://www.youtube.com/watch?v=aupQ4JFN4xg&feature=plcp
この動画の横スローもスインガーに見えます。
http://www.youtube.com/watch?v=LkAv9GqUytw&feature=plcp
結局は「引きが強いパンチャー」なのか「押しが強いスインガー」なのか。そこが難しいのですが、或は、本人の中で区別がついておらず、その中間をさまよっている場合もあります。
この打者のスイングはパッと見、ライアン•ハワードを彷彿とさせます。
ウィルソン•ベテミー(ハイスピードあり)
http://www.youtube.com/watch?v=ZLjKnpOePTA&feature=plcp
ライアン•ハワード(横映しあり)
http://www.youtube.com/watch?v=egdL7J5cVXk&feature=plcp
ただ、パンチャーの場合、ハワードのようにフォロースルーで後ろ脚に体重が戻り、腕を前に伸ばそうとするときに生じる後ろ向きの反作用を後ろ脚で支えます。
しかし、ベテミーのスイングにはそれが無い。。
http://www.youtube.com/watch?v=aupQ4JFN4xg&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=LkAv9GqUytw&feature=plcp
しかし、これは難しいです。ただ、本質的にはスインガーでは無いかと思うと言うのが今のところの見解ですね。下の動画の4本のヒットを見ても、スインガーの線が濃厚です。
http://www.youtube.com/watch?v=QdH0zdb_RlE&feature=plcp
では右はどうかと言うと、これもまた難しいのです。スイッチヒッターは基本的に使い分けると判別が難しくなる傾向が有ります。一人の人間の身体でスインガーとパンチャーを両立させようとするからゴッチャになると言うのが解りやすい説明です。
http://www.youtube.com/watch?v=UwiLM1daBsA&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=oCkaJn9b9_M&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=co9sG9Et22c&feature=plcp
http://www.youtube.com/watch?v=d0FNS13Qzp8&feature=plcp
左と比べて大きく違うのが、右の方が構えたところから素っ気なくバットが出て来ると言う事です。それに比べて左の方は、ステップして回転してバットが出ると言う手順が有るように見えます。しかし右は、そういうのは無しにとにかくいきなりバットを出して振ってるように見えます。つまり右は本質的にはパンチャーでは無いかと思います。
この、パンチャーにしてはダラーンとした感じのスイングはスイッチヒッターの右に良く見られるのです。カルロス•ベルトランやホセ•レイエスもそうです。このように、分類の作業にはこういった「判例」も役に立つのです。
カルロス•ベルトラン
http://www.youtube.com/watch?v=kuLKgxE9lFo&feature=plcp
ホセ•レイエス
http://www.youtube.com/watch?v=jpHwZrb8064&feature=plcp
最終的な判断としては、ウィルソン•ベテミーはスイッチヒッターの使い分けタイプでは無いかと言う事です。
ただ、もちろん、ベテミーがどういうタイプかと言う事が重要なのでは有りません。こうした分類作業により、双方のメカニズムがより浮き彫りになって来る事に大きな意味が有るのです。
ところで何故分類が難しくなったのか、もう一度整理しておきます。
左「肘を張って構えているのでトップハンドが効く」
右「一気に力を発揮する瞬発力の感じが希薄(スイッチの右には多い)」
これは引っかけ問題的な難しさですね。
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