速い球には、ある程度、年齢の低い頃から慣れておいた方が良い。イチローもそうだったが、動体視力や体の反応能力を高める事にも繋がる。そして、その後に緩い球を打つ練習をすると、緩い球がなおさら緩く感じるので、引きつける練習になる。だが、速い球を打つ練習と言うのは、危険を伴うし、色々と難しいのが現実だ。そこで、ここでは速い球を打つための練習方法を紹介したい。
「速い球」と言うのは、二つの要素で成り立っている。一つは「実際に高速で移動するボール」を速い球と言う。そして、もうひとつは「投手のリリースからホームベース到達が速いボール」を速い球と言う。例えば、ソフトボールの場合、実際には100キロそこそこでも、野球で言うと、140キロくらいに感じると言う。この二つの要素に分けて考えると練習もやりやすい。
1)実際に高速で移動するボールを打つ
動体視力と体の反応力を高める練習になるので、マシンを使ってどんどん速い球に挑むべきだ。機械で動くので人間より力が有り、また疲れ知らずなので、マシンの真価は速い球を打つ練習でこそ発揮される。
そして、もう一つのポイントは、そもそも「打つ必要など無い」ということ。自分が打てる能力の範囲内だと大して速い球を「感じる」事が出来ない。また、打とうとすると、あまりに速い球だと、詰まったりしたときに手首を痛める危険が有る。速い球を打つ練習は「打てなくても良いので速い球を感じて、スピードに慣れる」ということが最大のテーマだ。
方法としては、まずグリップの長さくらい(25センチくらい)に切ったプラスチックのパイプを持って打席に立つ。そして、速い球を打つイメージでマシンの球に合わせて、それをスイングする。バットが軽くなっているぶん、速い球にも対応出来るので、普段は打てないスピードボールを感じる事が出来る。
実際にはやった事が無いが、一度試してみようと思っている。ボールを拾いに行く手間が必要無いので、効率的な練習と言えるだろう。高額で勝ったマシンが泣くような気がしないでも無いが、ある意味、これこそがマシンの真価を発揮する練習でもあるのだ。
※)オートマチックステップの場合、マシンだとリリース前始動云々の問題が有るが、ハナから打たない前提だと、それも気にする必要が無い。全く間に合わなくても良いので、速い球を見て振って行くだけで練習になるだろう。
2)投手のリリースからホームベース到達が速いボールを打つ
これは近距離からボールを投げてもらい、それを打つ「ショートレンジゲーム」が良いだろう。ポイントは、投げ手は最低限、投手のように半身になった構えから投げる事。出来るだけ投球フォームに近い方が良い。次に使用するボールは野球のボールだと危険(そのくらい近づく)ので、タオルを丸めたものが良い。
ただし、あまりに近づき過ぎると、タイミング的に打つ事が出来ない距離になってしまうので、無茶な近さでは出来ないし意味が無い。打者の能力に合わせて、打てるギリギリの距離を設定する事が重要だ。簡単に打てるようだと、この練習の意味が無い。打者は、時間的余裕が無い中での反応能力を挙げる事が練習の目的なので、ボール球は見逃す事。
3)補足。遅い球も同時に練習する。
速い球を見たあとは、遅い球がなおさら遅く感じるので、速い球を見た後に遅い球を打つ練習をすると良い。また、遅い球を打った後は速い球がなおさら速く感じるので、遅い球を打った後に速い球を見る練習をすると良い。遅い球と速い球は同時に練習する事で、緩急への対応能力はさらに磨かれるだろう。
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速い球を打つ練習と言うと、一般には危険が伴うので、低年齢層の場合は敬遠しがちだが、上記のような方法だと、小学生にも手軽に出来るだろう。動体視力とか、体の反応速度のようなものはやはり幼い頃から鍛えておいた方が良いので、いろいろと工夫して取り組む事をお奨めしたい。打てなくても良いので慣れておく事だ。高いレベルを目指す場合、そういう事が重要になる。
「速い球」と言うのは、二つの要素で成り立っている。一つは「実際に高速で移動するボール」を速い球と言う。そして、もうひとつは「投手のリリースからホームベース到達が速いボール」を速い球と言う。例えば、ソフトボールの場合、実際には100キロそこそこでも、野球で言うと、140キロくらいに感じると言う。この二つの要素に分けて考えると練習もやりやすい。
1)実際に高速で移動するボールを打つ
動体視力と体の反応力を高める練習になるので、マシンを使ってどんどん速い球に挑むべきだ。機械で動くので人間より力が有り、また疲れ知らずなので、マシンの真価は速い球を打つ練習でこそ発揮される。
そして、もう一つのポイントは、そもそも「打つ必要など無い」ということ。自分が打てる能力の範囲内だと大して速い球を「感じる」事が出来ない。また、打とうとすると、あまりに速い球だと、詰まったりしたときに手首を痛める危険が有る。速い球を打つ練習は「打てなくても良いので速い球を感じて、スピードに慣れる」ということが最大のテーマだ。
方法としては、まずグリップの長さくらい(25センチくらい)に切ったプラスチックのパイプを持って打席に立つ。そして、速い球を打つイメージでマシンの球に合わせて、それをスイングする。バットが軽くなっているぶん、速い球にも対応出来るので、普段は打てないスピードボールを感じる事が出来る。
実際にはやった事が無いが、一度試してみようと思っている。ボールを拾いに行く手間が必要無いので、効率的な練習と言えるだろう。高額で勝ったマシンが泣くような気がしないでも無いが、ある意味、これこそがマシンの真価を発揮する練習でもあるのだ。
※)オートマチックステップの場合、マシンだとリリース前始動云々の問題が有るが、ハナから打たない前提だと、それも気にする必要が無い。全く間に合わなくても良いので、速い球を見て振って行くだけで練習になるだろう。
2)投手のリリースからホームベース到達が速いボールを打つ
これは近距離からボールを投げてもらい、それを打つ「ショートレンジゲーム」が良いだろう。ポイントは、投げ手は最低限、投手のように半身になった構えから投げる事。出来るだけ投球フォームに近い方が良い。次に使用するボールは野球のボールだと危険(そのくらい近づく)ので、タオルを丸めたものが良い。
ただし、あまりに近づき過ぎると、タイミング的に打つ事が出来ない距離になってしまうので、無茶な近さでは出来ないし意味が無い。打者の能力に合わせて、打てるギリギリの距離を設定する事が重要だ。簡単に打てるようだと、この練習の意味が無い。打者は、時間的余裕が無い中での反応能力を挙げる事が練習の目的なので、ボール球は見逃す事。
3)補足。遅い球も同時に練習する。
速い球を見たあとは、遅い球がなおさら遅く感じるので、速い球を見た後に遅い球を打つ練習をすると良い。また、遅い球を打った後は速い球がなおさら速く感じるので、遅い球を打った後に速い球を見る練習をすると良い。遅い球と速い球は同時に練習する事で、緩急への対応能力はさらに磨かれるだろう。
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速い球を打つ練習と言うと、一般には危険が伴うので、低年齢層の場合は敬遠しがちだが、上記のような方法だと、小学生にも手軽に出来るだろう。動体視力とか、体の反応速度のようなものはやはり幼い頃から鍛えておいた方が良いので、いろいろと工夫して取り組む事をお奨めしたい。打てなくても良いので慣れておく事だ。高いレベルを目指す場合、そういう事が重要になる。