ハムストリングスの力によって腰が強く投手方向に突き出され、背中に反りが出来きて、体軸が後ろに傾くスイングが理想的である。BPL理論では身体の大きさに関わり無く、このようなパワーヒッターのスイングを目指してもらっている。
もちろん、実戦では身体の大きさによって打者の役割は変わってくる。ネルソン•クルーズのような打者なら一発ホームランを期待されているが、そうでは無い打者の方が多い事は言うまでもない。
良く言われる「身体が小さいからと言って小さいバッティングをするな」と言うのは「身体が小さくてもホームランを狙った打撃をしろ」と言っているのでは無い。あくまでもスイングの話である。
BPL理論では練習では常にフルスイングを徹底し、強く打つ事を最重視している。しかしそれはホームランを狙うためでは無い。芯を外してもヒットにするためだ。投手のレベルが挙ってくると「甘い球を確実に捉えれば良い」という姿勢では通用しない。難しい球に食らいついて行く対応力が重要になってくる。